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テレパシヌは存圚するか 量子゚ンタングルメントず超感芚的知芚

 以前の蚘事では、バヌゞニア倧孊の教授であったむアン・スティヌブン゜ンの著曞「Children Who Remember Previous Lives邊題前䞖を蚘憶する子どもたち 笠原敏雄蚳」に掲茉されおいる前䞖蚘憶を語る子䟛の事䟋に぀いお玹介した。
 同曞には、生たれ倉わりだけでなく、テレパシヌずしか蚀えないよう事䟋に぀いおも掲茉されおいる。今回はスティヌブン゜ンの著曞の事䟋を匕甚しお、テレパシヌの存圚に぀いお考えおみたい。


超感芚的知芚

 私達は通垞、既知の感芚噚官を通しお、情報を知芚する。䟋えば、文字を読んだり、物を芋たり、音を聞いたりするこずによっお情報が意識に到達する。しかし、そのような通垞の情報䌝達手段を通した知芚ずは考えられない䜓隓・出来事が存圚する。五感による䜜甚でも、筋力による䜜甚でも説明できない堎合、その䜓隓は「超垞的」ず衚珟され、超垞的な感芚䜓隓は「超垞的知芚」ず呌ばれおいる。テレパシヌや予知、透芖などは超垞的知芚ず蚀われおいる。

テレパシヌずは䜕か

 テレパシヌは、心ず心の間に起こる䌝達であり、思念䌝達や読心術ずも呌ばれおいる。スティヌブン゜ンは䞖界䞭の超垞珟象ずいわれるような事䟋を2000件以䞊にわたっお調査を行う䞭で、テレパシヌずしか蚀いようがない事䟋に出䌚った。以䞋でいく぀かの事䟋を玹介する。

ハンス・ベルガヌのテレパシヌ䜓隓

 むェヌナ倧孊の教授・孊長を務めたハンス・ベルガヌは、19歳の孊生時代に軍事蚓緎䞭、倧事故に遭ったが、遠方にいた姉がその事故を察知したずいう。その出来事に぀いお本人が報告を曞いおおり、以䞋に匕甚する。

『ノュルツブルク付近で軍事教緎䞭、倧事故に遭い、九死に䞀生を埗たこずがあった。切り立った峡谷の瞁を道路が走っおおり、そこを通過䞭に銬が棒立ちになっおひっくり返り、そのため私は道に倒れ蟌んで砲架の車茪のほが真䞋に入っおしたった。その倧砲は六頭の銬で匕っ匵っおいたが、間䞀髪のずころで止たっおくれたので、 恐ろしい思いをしたこずを陀けばかすり傷ひず぀負わず、車茪の䞋から這い出すこずができた。』
『その日の倕方、私は、父から電報を受けずった。無事を問い合わせる電報であった。あずにも先にも私はこの時以倖、そのような問い合わせをもらったこずはなかった。垞日頃、特に仲よくしおいた長姉が電報を打たせたのだった。私が事故に遭ったのはたちがいない、ずいきなり父に向かっお口走ったためだずいう。圓時、私の家族はコヌブルクに䜏んでいた。これは、偶発的テレパシヌの䞀䟋である。あやうく死にかけるほど危険な目に遭っお、たちがいなく死ぬ、ず思った瞬間私は思念を送り、特に仲のよかった姉がそれを受け止めおくれたのである。』

むアン・スティヌブン゜ン「前䞖を蚘憶する子どもたち」

 ベルガヌはこの䜓隓に倧きな圱響を受け、倩文孊者になる倢をあきらめ、心ず物質の関係の研究に生涯をささげる決意をし、その埌、脳波の発芋ずいう偉業を遂げた。

L・L・ワシリ゚フのテレパシヌ䜓隓

 次に、レニングラヌド倧孊で生理孊の教授であったL・L・ワシリ゚フの事䟋を玹介する。以䞋にワシリ゚フの蚀葉を匕甚する。

『圓時、私は歳で、高校幎に進玚したばかりだった。私はブスコフからあたり離れおいない山小屋に出かけた。重い肝臓病をも぀母は、カルルスパヌトたで父ず湯治に出かけおおり、私は匟効ずずもに叔母たちのもずに預けられおいったのだった。私たち子どもは、ふだんよりも行動の自由が䞎えられ、その自由を満喫しおいた。ある日の倕方、朚に登っお措氎を逃れたずいうグラント将軍の息子たちをたねした冒険ごっこをやろうずいうこずになった。よじ登る朚には、川の䞊にせり出した岞蟺の倧きな柳を遞んだ。私がパガネルの圹をするこずになったが、圹になり切ったあたり、パガネルず同じように朚から川に萜ちたのだが、泳げないため溺れ始めた。かろうじお枝を぀かんだおかげで、切り立った岞にようやくの思いで蟿り぀いた。匟ず効は、この出来事を朚の䞊から凍り぀いた面持ちで眺めおいた。叱られるこずはたちがいないので、そのこずが私たちには特に心配の皮だった。この冒険を叔母たちに隠し通すこずはできなかった。私はずぶ濡れなっおいたし、癜いひさしの぀いた真新しい孊垜が――誇りず愛着の察象が―― 川に流されおしたったからだ。家に戻るず、若い叔母たちは同情しお、この件に぀いおはカルルスパヌトに知らせないこずにしおくれた。』
『ずころが、母はやっお来るなり、この出来事の䞀郚始終を物語り、䟋の柳の朚を指差したうえ、孊垜が堰たで流されたこずなどをこずごずく蚀い圓おた。その時の私たちの驚きや狌狜ぶりはご想像いたるであろう。母は、カルルスパヌトでこずの䞀郚始終を倢で芋お、ずり乱し、涙を流しながら目を芚たし、子䟛たちの無事を問い合わせる電報をすぐに打っおほしいず父に頌んだ。』

むアン・スティヌブン゜ン「前䞖を蚘憶する子どもたち」

 ワシリ゚フの䜓隓も、ハンス・ベルガヌの䜓隓ず同じく、生呜の危機を感じた際に、遠方にいる肉芪に思念が䌝わったずいう事䟋である。

テレパシヌず量子゚ンタングルメント

 以前の蚘事で量子も぀れに぀いお玹介した。量子゚ンタグルメントずも呌ばれる、この珟象は䞀床ペアになった粒子どうしは、どんなに匕き離されおも、瞬時にコミュケヌションをずれる珟象をいう。ここでいうペアになった粒子ずは、もずもず同じ原子栞の呚りを回っおいた぀の電子が叩き出されお、違う方向に飛んでいったペアなどのこずである。広倧な宇宙の反察偎に匕き離されおも、原理的には結び぀いおおり、そこで䞀方の粒子に䜕か䜜甚を加えるず、もう䞀方の粒子が瞬時に反応する。量子も぀れはノヌベル賞科孊者のアラン・アスペらの実隓によっお科孊的に蚌明された珟象である。 
 量子゚ンタグルメントは、垞識からは信じ難い、テレパシヌのような量子の盞互䜜甚である。それでは、量子゚ンタグルメントを根拠にしお、䞊述の人間同士のテレパシヌ珟象を説明できるのであろうか。珟時点では答えは吊であり、量子゚ンタグルメントを根拠にした人間のテレパシヌの存圚蚌明はなされおいない。
 しかし、量子゚ンタグルメントを根拠に、テレパシヌの蚌明ができおいなくずも、量子力孊の発展は、テレパシヌずいう超垞珟象を考える䞊での瀺唆を䞎えおくれおいる。私達は珟圚、通信技術の発達により、電話やメヌル、SNSなどでリアルタむムで他人ず぀ながるこずが可胜であるが、それはケヌブルや電波ずいう媒䜓を通じお情報䌝達されおいるため、完党なリアルタむムではなく、わずかなタむムラグが発生しおいる。しかし、量子゚ンタグルメントでは、党くのタむムラグ無しに、瞬時にお互いの粒子の状態が認識できおいる。䟋えば、ペアの二぀の光子は、䞊向きず䞋向きだったずした堎合、そのペアの二぀の光子を、匕き離しお実隓するず、枬定結果ではペアをなす二぀の光子には瞬時に盞関が発生する。䞀方の光子が䞊向きだず、もう䞀方は䞋向きになり、䞀方の光子の向きを逆転しおやるず、他方の光子の向きも瞬時に逆転する。アむンシュタむンの盞察性理論によるず、光の速床より速く動くものは存圚しないずされおいるが、量子゚ンタグルメントでは光の速床よりも速く情報䌝達されおいるのである。量子゚ンタグルメントでは、叀兞物理孊が物質ず認めたもの以倖の䜕か、぀たり非物質的な䜕かが情報䌝達しおいるのであろう。䞊述したようなテレパシヌずいう珟象は科孊的実隓による蚌明がなされたずは蚀えないが、事実ずしおは発生しおいるのであり、量子゚ンタグルメントず同様に、叀兞物理孊が物質ず認めたもの以倖の、非物質的な䜕かによっお情報䌝達されおいるのであろう。

「前䞖を蚘憶する子どもたち」むアン・スティヌノン゜ン (著)、笠原 敏雄 (èš³)
「量子テレポヌテヌションのゆくえ」アントン・ツァむリンガヌ (著)、倧栗 博叞 (監修)、田沢 恭子 (èš³)
「THE UNIVERSE IN A BOX 箱の䞭の宇宙」アンドリュヌ・ポンチェン (著)、竹内薫 (èš³)
「量子力孊で生呜の謎を解く」ゞム・アル-カリヌリ、ゞョンゞョヌ・マクファデン (著)、氎谷 æ·³ (èš³)
「われわれは仮想䞖界を生きおいる」リズワン・バヌク (著)、竹内薫 (監修)、二朚倢子 (èš³)
「量子超越: 量子コンピュヌタが䞖界を倉える」ミチオ・カク (著)、斉藀 隆倮 (èš³)

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