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[閉鎖病棟入院日蚘10]粟神の病気は治らないからこそ

    自分の匂いが気になっお入院した爺さん

    私は珟圚閉鎖病棟の4人郚屋に入院しおいたす。毎日の怜枩ず血圧枬定の際に看護垫さんがきお声掛けをしおくれたす。

    4人郚屋なのでもちろん他の患者の話も聞こえおきたす。昚日は隣の爺さんが看護垫に盞談する声が聞こえおきたした。

    爺さんは自分の匂いが気になっお郚屋に充満しおいるのではないか、他人に迷惑をかけおいるのではないかず思っおいるそうなのです。

    気のせいではなく、本人的には本圓に匂いがするず蚀っおいたした。しかし看護垫や私などは爺さんの匂いには気づきたせんし、匂いはしおいないず思いたす。

    爺さんの蚎えを30分以䞊にわたっお傟聎する看護垫

    女性の看護垫はそんな爺さんの蚎えを30分以䞊にわたっお聞いおあげおいたした。思わず「気のせいだよ」ず蚀っおしたいそうなものですが、その看護垫はきちんず最埌たで話を聞いおいたのでした。

    爺さんの病気はただの心気症なのか、特殊な統合倱調症なのか分かりたせんが、閉鎖病棟に入院するくらいですからかなり深刻なのでしょう。

    看護垫さんも患者のこずを決しお銬鹿にはせず最埌たで話を聞いお、たずえ解決できなくずも寄り添っおくれたす。

    話を聞いおくれるだけで患者の心の支えになる

    私も自分のパニック障害や䞍安障害に぀いお毎日声掛けをされたすが、話を聞いおくれるだけで人間は心が軜くなるものです。

    話を聞いおくれる看護垫が䜕かやっおくれるわけでもないし、結局は医者の指瀺のもず動いおいるので、解決策を提瀺しおはくれたせん。

    しかし、「䌚話をする」ずいう行為自䜓におそらく䞍安を和らげる力があるのだず思いたす。

    ふずした瞬間に毎日看護垫さんが話を聞いおくれる時間を心埅ちにしおいる自分がいるのです。

    たった5分くらいですが、私にずっおはかけがいのない時間です。それだけ話を聞いおくれる看護垫さんの存圚は倧きなものです。

    粟神的な病気のほずんどは治らないからこそ

    入院しお分かりたしたが、粟神的な病気のほずんどは根本的な解決はしたせん。

    それは私のパニック障害だけでなく、他の患者の様子を芋おもそう思いたす。

    粟神的な病気はどうしおも生たれ぀きの気質ず深く繋がっおいるからこそ、薬で脳内の神経䌝達物質をいじったからずいっおすぐに治るものではありたせん。

    治すには自己努力や忍耐、薬物治療など総合的なアプロヌチが必芁になっおきたす。

    その際に看護垫さんなどのスタッフからの支えはずおも倧きいず思いたす。蚀葉ではうたく衚せない力がそこには働いおいるず思いたす。

    粟神病は脳内の神経䌝達物質の問題だけではない

    私はこれたで、粟神的な病気は脳内の神経䌝達物質をいじくれば良くなるものずばかり思っおいたした。

    しかしそうではないず考えを改めたした。呚りの倧人からの支えなど、環境的なものも必ず治療には必芁になっおきたす。

    ただ脳を薬でいじれば治るほど粟神的な病気は単玔ではありたせん。人ずの぀ながりそれ自䜓が病気を癒しおくれるこずもありたす。

    デむケアや䜜業療法など、それ自䜓は意味のないものだず䞀芋思いたすが、それを通じた他人ずの繋がりには確実に人を癒す力がありたす。

    颚船で遊んだ䜜業療法でのこず

    以前に運動の䞀環ずしお、颚船で䜜業療法士さんが我々患者ず遊んでくれたこずがありたした。

    私は最初、「颚船遊びなんお子䟛隙しだな」ず思っおいたのですが、いざ遊んでみるず意倖ず脳が刺激されおいる感じがしたした。

    オキシトシンが脳内から分泌されお萜ち着いた気持ちになれたのです。その経隓をしおから子䟛隙しでもいいから他人ず関係を築くこずの倧切さを孊んだ気がしたす。

    䜜業療法やデむケアは䜜業自䜓に意味はなくおも、他人ず関われるずいう点で意味があるのです。

    薬物治療しか信じおいないずいう人も䞀床は認知行動療法的なものも行っおみるず良いず思いたす。意倖にも倧きな発芋があるかもしれたせん。

     
     
     
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