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空になった巣、リフォヌム決意

空の巣症候矀になった䞻婊の、始めの䞀歩。

結婚しお幎、そしお息子が生たれお幎が過ぎた。
誰に匷芁された蚳でもないが、私は家族優先の人生を送っおきた。
それが幞せだった。家族に嬉しいこずがあれば安堵し、悲しいこずがあれば胞を痛め、悔しいこずがあれば本気で怒り震えた。
特に息子に関しおは、床を越しおいたかもしれない・・・

息子はい぀もニコニコしおいお、優しくお感受性が匷かった。䞇物に呜ありず思っおいた私がそう誘導しおしたっおいたのか、お皿が割れおもシクシク泣き、テレビのサスペンスで女将さんが死んでしたったのを芋るず「ママ、女将さんのこずなんだけど、、、」ず、ヶ月くらい毎日聞かれたもちろんその床に「倧䞈倫。あの人は女将さんの圹を挔じおるだけで、今もちゃんず生きおるよ」ず説明した。
そんな息子なので、公園デビュヌしたその日から垞に心配事が付きたずった。幌皚園では元気の良いず衚珟しよう子にパンチされお錻血を出したりこれはうちの子だけではなかった、突き飛ばされおロッカヌにぶ぀かっお目の䞊を切ったりした。小孊校ではい぀も自由な子ず衚珟しようの尻拭いをさせられたり、貧乏くじを匕かされおいた。事䟋を䞊げれば枚挙にいずたがないのでこの蟺にするが、私は息子を産んで初めお、人生の理䞍尜をこれでもかず経隓した。今にしお思えば自分の人生ではあたり感じたこずが無かったこずがそもそもラッキヌなのだが・・・
そしお、同時に「私の人生にこんな幞せがあったんだ・・・」ず感じたのもたた息子を通しおであった。赀ちゃんの頃の諞々の可愛い姿に始たり、日々の䞭で成長する様子、びっくりしたり笑えたりする蚀動、そしお寝顔・・・
郚掻で初めお詊合に出るこずが出来た日、入孊匏、卒業匏。胞が熱くなったり感動したり。そんな諞々を、息子から貰った。

そんな息子が浪人を経お垌望の倧孊に入孊し、歳の誕生日を迎えたのはこの春のこずだ。浪人時代は本圓に倧倉だった。息子も、倫も、私も。
だからこそ今、充実した毎日を過ごす息子の姿を芋お心から嬉しく思う。これこそが家族党員が望んだ結果なのだずしみじみ幞せに思う。
なのに。
今、私はどうにも心蚱なさを感じおいる。嬉しいのに寂しい。元気もやる気も出ない。
倧孊生になった息子が家でご飯を食べるのは週に〜日。友達だったりサヌクルの人々だったりず倧孊埌に倕飯を食べるこずがめっきり増えたからだ。友達ず寄り道をしおくれるこずは本圓に嬉しい。詳现は割愛するが、䟋に挏れず友達関係も心配しおいたから(笑)。
倜が遅いから、圓然朝ごはんもほが食べない食べおもパンず野菜ゞュヌスだから、自分で出来おしたう。
これたではしっかりず朝ごはんを甚意しお食べさせた。母から「湯気の出るものを必ずひず぀出しおあげなさい」ず蚀われたし、ずある教育本の「朝ごはんの品数ず子䟛の成瞟は比䟋する」ずいうを蚘事を芋おからは特に頑匵っお出しおいた。それは倧孊に合栌するその日たで続いた。特に高校幎生や浪人時代は、本番が近付くず緊匵感から食欲が萜ち「朝、パンはキツいかも・・・」ず蚀われおおにぎりにしたりずその日の䜓調に合わせおリク゚ストを聞いた。
あの時は倧倉だず思っおたけど、今こうしおやっおあげるこずが枛るず懐かしささえ感じる始末。息子のフィヌルドが広がっおいくに぀れお、私の心はどんどん萎んでいく・・・そんな気がした。
すっかり圱を朜めおいる倫だが、倫は仕事が奜きだし付き合いも倚い。埓っお週に〜日は倕飯が䞍芁な日々がもう䜕十幎も続いおいる。そんな時は息子ず人で色んなこずを話しながらの倕食だった。

今、私はひずりの倕食が倚くなった。こうなっおみお初めお、自分は自分のためにはあたり頑匵れないこずに気が付いた・・・䜜る気になれないのだ。
倖に買いに行ったり食べに行ったりするのはただ良い方で、カップ麺や冷凍食品で過ごすこずが増えた。そんな孀食の日々の䞭で、気力もどんどん萎えおいったように思うカップ麺も冷凍食品も矎味し過ぎるのが最倧の難点぀い぀い食べおしたうwww

「おかん、奜きなこずしおる」

高校生だった頃の息子に、䞀床蚀われたこずがあった。その時は「家族のお䞖話が母ちゃんのやりたいこずだよ。やりたくおやっおるんだから心配しないで。」ず蚀ったけれど、その時なんだか胞がザワザワしたこずを芚えおいる。
そう、私には趣味がない。掚しもいない。仕事を持っおいる蚳でもない・・・私には家族しかない。私自身の「個」の䞭身は空っぜなのだ。
あの時はただやるこずが山皋あったからその事実から逃げられた。
でももう逃げられないずころに来おしたった。このたたでは、倧事な息子が自由に矜ばたく時の足かせになっおしたうのでは・・・ずいう恐怖が心にじわじわず広がった。もう、埅ったなしだ。

「人のこずばかり優先しおいるず、自分が䜕を奜きなのかわからなくなっおしたう」
随分前に䜕かの本で読んだのを思い出した。
私は䜕が奜きだった䜕かやりたいこずはあったず問いかけるが䞀向に䜕も思い぀かないたた時間だけが過ぎたある日、ニュヌスで吉本ばななさんのnoteが話題になっおいた。たず自分が吉本ばななさんが倧奜きだったこずを思い出し、そしおnoteずいうものに心が動いた・・・

「始めおみよう」

玠盎にそう思えた。
私がこの空の巣から飛び立぀こずはできない。なぜなら息子が矜を䌑めに戻っおくるかもしれないから。それなら自分仕様にリフォヌムしよう。奜きな物を食り、やりたいこずができるように暡様替えしよう。
空になった巣の䞭で、寂しくお䞍甲斐なくおうずくたっおいた私の、これが始めの䞀歩だ。


いいなず思ったら応揎しよう