見出し画像

人は、温かい場所に戻ってくる

私には、大好きなカフェがあります。
夫婦で営んでいる、席数が15席ほどの小さなカフェです。

先日、一人で行ってみると満席で、さらに次の人も待っていました。
その日は、あきらめて帰ることに。

立地条件がいいとは言えない場所にあるのに、ランチどきはいつも人気です。
もう20年ほど続いているのかな。

なぜ、このお店には人が集まり続けるのだろう。
あらためて考えてみました。

そこのオーナーさん夫婦は、あまりSNSが得意ではないんです。
だから、SNSの力を使って流行らせたわけではない。

私がそのカフェを知ったのは、たまたまでした。
前を通りかかったからなんです。
「可愛いカフェができてるな」と思っていました。

あの頃、ハンドメイドでグループを作り、イベントをしていました。
今はマルシェと言われていますね。

「その会場に、あのカフェを使わせてもらいたいね」
という話から、私は常連でもないのにお願いしに行ったのです。
お客として入り、伝えてみました。

すると、あっさりOKしてくださったんです。

オーナーさんは、一目で「いい人そう」と感じるタイプの人。
気さくで柔らかい物腰、それに誠実そう。

本当に、カフェの定休日の日曜日に、イベントをさせていただきました。
大盛況だったので、もう一度お借りした記憶があります。

あれからもう十数年。
カフェはどんどん人気店になり、ランチどきは満席になっていることも多そう。

人気の理由は、まず、オーナーさん夫婦があったかいこと。
お店には木の温もりがあり、落ち着いた可愛さがあること。
週替わりのランチが、とても美味しいこと。
ごはんランチは野菜が多く、お味噌汁もいいお味。
スイーツにも力を入れていて、見た目も可愛らしく、美味しいこと。

女性客が多いので、きっと口コミは多いと思います。

おひとり様が苦手だった私が、唯一行けるカフェになったぐらい、温かみがあるお店。
温かみを求めている人は、多いのかもしれません。

美味しさ、落ち着き、可愛らしさ、そして、ご夫婦の誠実さ。

どれかひとつが突出しているというより、それらが重なって、「また来たい」と思える安心感をつくっている。

SNSでたくさんの人に知ってもらうことも大切。
でも、長く人が集まり続けるお店には、誰かに話したくなる魅力と、何度でも戻りたくなる温かさがある。

人が集まっているのは、流行っているからではなく、そこで大切にされた人が、また戻ってくるからなのかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!