やれそうでやり切れなかった毎日に
流し台に溜まった何日分の食器も
部屋の片隅に盛り上がった洗濯物の山も
ところどころ目立つ埃も
みんなわかっている
萎れかけたプランターも
向こうが見えなくなった窓も
ほつれたボタンも
みんなわかっている
やらなきゃならないってことも
自分のものだってことも
明日もそこにあるってことも
今やらなきゃ
今日やらなきゃ
何も変わらない
明日も同じように自分を責め続けるってことも
みんなわかっている
それなのに明日は変われるって思っている自分
やれそうでやり切れなかった毎日に
少しずつ不信感は積もる
こんな自分を信じていいのか
こんな奴に任せていいのか
一度しかない人生なのに
未来の夢なんぞ語るな
今その食器を洗え
洗濯機を回せ
植物に水をやって
窓を拭け
身だしなみを整えて
きちんと服のボタンをとめるのだ
穴の開いた靴下も
薄汚れた下着も捨てて
お気に入りの服を着よう
鞄にはハンカチを入れて
「行ってきます」と声を出してみよう
先ず今から 今日という日を始めてみるのだ