
【 検証 】 ソルフェジオ周波数 528Hz と 純正律432Hzを合わせると? ▶︎ 継続的な検証が必要
「SONICWARE Ambient Ø Version 1.5」のリリースにあわせて執筆した以下の記事の中で、
528Hzと432Hzは相性が良いそうです。
と書きました。
今回の記事では、
実際に528Hzと432Hzを
合わせるとどうなるのか?
を、筆者自身の学習も兼ねて検証し、その結果をまとめます。
*なお筆者の理解不足から内容に誤りがある可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
・・・ ・・・
【 528Hzと432Hzとは 】
▶ 528Hz
ソルフェジオ周波数のひとつで、基準音を528Hzにチューニングした音律。
Ambient Øでは、音律をソルフェジオ周波数に設定することで、C4の音を528Hzに設定可能です。
528Hzは「愛の周波数」とも呼ばれ、DNAの修復や再生、心の調和、ストレス、不安などを軽減したりする効果があるとも言われています。
詳しくは上記に貼ったリンク先の記事をご覧ください。
▶ 423Hz
今回の検証では、主音をCにした純正長音階(いわゆる純正律)を使って、C4の音を432Hzに設定しました。
音楽制作では、A4(ラの音)を440Hzに設定した平均律を使うのが一般的です。
平均律と純正律のざっくりとした違い
については以下になります。

平均律は和音の響きが純正律に比べて、(一般的に)綺麗ではないとされていますが、転調した際に不自然にならないということもあり、現代ではこの平均律が一般的になっていると思われます。(筆者主観)
ただし、純正律の方が音楽的な響きは美しいかもしれません。(美しさは価値観や楽曲にもよると思いますので、断定はできませんが)
・・・ ・・・
【 なぜこの検証を? 】
「Ambient Ø Version 1.5」に関する記事を執筆中に、SNSでこんな投稿を目にしました。
528Hzは女性性、432Hzは男性性を象徴する周波数であり、432Hzは528Hzを劇的に機能させる
スピリチュアルな視点は今回はひとまず脇に置き、純粋に
「528Hzと432Hzを
合わせたときの響き」や
「視覚的な波形の変化」を
検証してみたい
と思ったのがきっかけです。
・・・ ・・・
【 検証の仕方 】
Ambient Ø(Version 1.5)のオシレーターのサイン波を使用。
・528Hz
→ ソルフェジオ周波数に設定し、C5の音(基準音)を鳴らす(モジュレーションやエフェクトなし)

・432Hz
→ 音律を主音Cの純正長音階に設定し、A4の音を432Hzに設定。(モジュレーションやエフェクトなし)

最終的な波形の確認にはKORG Nu:Tekt NTS-2を使用。


・二つの周波数をLogic Pro Xに録音し、Panを以下の通り設定:
(LRに振り切ることで、NTS-2での波形確認を正確に行うため)
528Hz → 左
432Hz → 右



Logicからオーディオインターフェイスを経由して出力し、NTS-2にステレオ入力。

横軸:時間 、縦軸: 電圧
青が528Hz 黄色が432Hz
NTS-2のオシロスコープ(XYモード)で波形を確認。


下記投稿の一つ目と二つ目の動画がそれです。
(二つ目の動画は、TIMEを徐々に遅くしたもの)
ソルフェジオ周波数528Hz C5と純正長音階主音CでA4を432HzにTuningしたサイン波をKORG NTS-2オシロスコープXYモードで確認。専門的なことは分からないけどリサージュ図形が綺麗なのと重なった際の音に興味があり検証しました。次回は音楽的な検証をしたいなあ🙂👍最後の動画は違うことを試しました pic.twitter.com/zTronJPMSm
— NicaFelt (@NicaFelt) April 17, 2025
リサージュ図形が現れ、
美しい幾何学模様を描いているのが確認できました。
・・・ ・・・
【 オシロスコープのXYモードとは 】
通常モード:
・横軸:時間、縦軸:電圧を表し、波形の時間的な変化を確認
XYモード:
・信号の位相差を測定し、幾何学的に表示し確認
・一つ目の信号を縦軸に、2つ目の信号を水平軸に入力
・TIMEはサンプリング速度(描画速度)だと思われます。
筆者は電気関係の専門家ではないため、波形がどうか、数値がどうかということについては分析できません。
あくまで音が重なって鳴る時の雰囲気や図形の形が、どうなるのかに興味があります。
【 別の検証例 】
今度は、528Hz(C5、サイン波)と432Hz(D5、三角波)を組み合わせ、同様にXYモードで表示。
意図は、528Hzはそのままにし432Hzの
音とオシレーターを変えることで、
どのような違いがあるのかを確認
したいと思いました。

波形は歪んだ形になり、先ほどのサイン波同士の組み合わせよりも図形が崩れて見えました。音の重なりも、どこか不安定で調和を感じにくいものでした。
下記投稿の3つ目の動画です。
ソルフェジオ周波数528Hz C5と純正長音階主音CでA4を432HzにTuningしたサイン波をKORG NTS-2オシロスコープXYモードで確認。専門的なことは分からないけどリサージュ図形が綺麗なのと重なった際の音に興味があり検証しました。次回は音楽的な検証をしたいなあ🙂👍最後の動画は違うことを試しました pic.twitter.com/zTronJPMSm
— NicaFelt (@NicaFelt) April 17, 2025
(音の響きはCとDですので、ぶつかって鳴るため当然ですが。。。)
・・・ ・・・
【 結論 】
528Hzと純正律432Hzの組み合わせは、
音の響きに「調和」や「リラックス感」がある
オシロスコープ上のリサージュ図形も整っていて美しい
という印象を受けました。
一方、波形の種類や音程の違い(例:三角波×サイン波、D5など)によって、図形も響きも崩れやすくなることがわかりました。
432Hzは528Hzを劇的に機能させる
についてですが、たとえば、528Hzに期待される効果のひとつである「ストレスの軽減」といった影響がすぐに現れるかどうかは、
ある程度の時間や継続的な検証が必要
だと思いました。
ただ、音を聞いていると
リラックスできる雰囲気は十分にある
ように感じました。
そして、何かおもしろい結果を得られると心のどこかで期待はしていましたが、それは得られませんでした。
検証がまだまだ十分ではないという表れだと思っています。
・・・ ・・・
今回の検証はシンプルな波形を使いましたが、今後はより音楽的な検証も行ってみたいと思います。
具体的には、ソルフェジオ周波数528Hzと純正律432Hzでそれぞれ曲を作成し、それらを重ねて鳴らすとどうなるか(音楽というよりもフレーズになるかもしれません)に興味があります。
音の響きを深掘りしていくと
周波数=振動にフォーカス
せざるをえません。
振動は目に見えない
ものですので、具体的に
何が影響しているのか分かりにくく、
感覚に頼る部分が大きい
です。
今回の検証が直接的に音楽制作に役立つかはわかりませんが、
音=振動として
改めて考える機会を得られた
ことはよかったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
・・・ ・・・
【 KORG NTS-2 】
最後にKORG NTS-2の組み立ての様子を紹介して終わります。ドライバーが同梱されており、半田付け不要で組み立て完了まで約30分かかりました。



