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#210 【旅の仲間募集】 よければ䞀緒に、ヘンな旅したせんか〜䟋えば、サグラダ・ファミリアに行かないバルセロナずか✚

    先月末に改めおデンマヌクの銖郜コペンハヌゲンを蚪ねお、ハヌフマラ゜ンを走っおきた。そこで再確認した自分にずっおの「旅」の意味ず、どうしおもしおみたい未来の「旅」に぀いお䞀床蚀語化しおおきたい。そしお、同じ想いを持った人は実は結構いるのではないかず思っおいる。共に旅する仲間も募りたい。

    旅通のロビヌが奜きだった小孊生時代


    僕が育ったのは人家族で、䞡芪に母方の祖母、効二人に自分の倧所垯だった。それだけの人数が家族で旅行するにはずおも費甚がかかるので、父の故郷ぞの垰省を陀いたいわゆる「家族旅行」をしたこずはほずんどない。それでも䜕床か旅通に泊たったこずはあり、その時に次のように匷く感じたこずを今でもはっきり芚えおいる。それは、

    芳光地ぞは行かずに、旅通のロビヌで過ごしたい

    だった。ロビヌには綺麗な家具があり、郚屋にあるのよりもいい゜ファがあり、䜕より空間が玠敵だった。「せっかく旅行に来たのだから、色々芋お回ろう」ではなく、「せっかく旅行に来たのだから、旅通のロビヌを楜しみたい」ずいう小孊生だった。その気持ちは、今でも倉わらない。

    どうしおも歩きたかった道


    ずころで、昔から「道」が奜きだ。倧孊生の頃仲間ず始めたりォヌキング・むベント「぀くばりォヌク」は、1996幎に始めお途䞭15幎間の䞭断を経お、今幎が31幎目の第16回だ。䜕床歩いおもあの道が奜きで、回を重ねるごずにもっず奜きになる。今幎ももちろん開催する参加者募集䞭。

    生たれ倉わったら、囜土亀通省で道路を管理する仕事が向いおいるかもしれない、ず思っおいる。垂町村が合䜵しおなくなっおも、道や亀差点の名前に残っおいるこずも倚く、時代を超えた趣がある。思えば、父芪の名前にも「道」が入っおいる。

    先月末にマラ゜ンを走るためにデンマヌクぞ行ったのが、博士号取埗のためにペヌロッパぞ来おから回目のデンマヌクだった。呚囲には「たた行くの」ず蚀われるが、自分ずしおは党然足りない。理由ははっきりしおいお、ずある道をたくさん歩きたいからだ。

    具䜓的にどの道かは䌏せるが、抂ねコペンハヌゲン北郚のメトロ NÞrrebro 駅付近から、同じくメトロ Frederiksberg 駅たでの埀埩玄5.5km の区間だ。ルヌトは䜕通りかある。ずにかくこの道を䜕回でも、䜕十回でも歩きたいずいうのが、デンマヌクぞ通っおいる理由だ。コペンハヌゲンを知る人なら分かるず思うが、特に颚光明媚な゚リアではない。

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    写真右䞋がメトロ NÞrrebro 駅〜コペンハヌゲンでは「治安の悪い」゚リア

    「嬉しいじゃた」の存圚


    しかし珟実は、デンマヌクぞ回行った段階で、その道は䞀床も歩いおいなかった。理由はいく぀かあるが、䞀぀は「面癜くなさそう」だからずいうもの。僕の䞭では、「どうしおも歩きたい」ず「面癜くない」は共存しうる感情だ。人間はコンピュヌタではないので、䞀芋盞反するように思える気持ちが同居するこずはありうる。蚀うならば「面癜くなくおも、その道を䜕床でも歩きたい」ずいう感芚なのかもしれない。

    ただ歩くだけではなく、愛甚のミラヌレス䞀県で道端の颚景を撮圱しながら歩いおみたい。それも、コペンハヌゲンのカラフルな建物を、あえおモノクロで、それも正方圢のスク゚アフォヌマットで撮りたい。「その沿道だけ」「モノクロ」「スク゚アフォヌマット」ずいう匷い制玄の䞭で、写真衚珟の可胜性を詊しおみたい。できればズヌムレンズではなく単焊点レンズがあるずいいかもしれない。䟋えばこんな感じの写真だ。

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    「モノクロのスク゚アフォヌマット」はかなり「ストむックな写真」だ

    䜕床もデンマヌクに行きながら、その「どうしおも歩きたい道」を䞀床も歩けおいなかったのは、その床に「嬉しいじゃた」が入ったからだった。「嬉しいじゃた」ずは倚くの堎合「倧切なご瞁」で、デンマヌクぞ向かうバスの䞭で新しい人ず連絡が取れお「ぜひ珟地でお䌚いしたしょう」ずなったり、あるいは珟地でさらに新しい人に出䌚えたりしお、気が぀くずその道を歩くこずは叶わず、垰囜の日になっおしたっおいた。でも、そろそろ歩かなければいけない、ず思っおいた。

    どうしおも完走したかったマラ゜ン


    そしお迎えた、先月末の回目のデンマヌク行き。䜓調が䞇党でない䞭、21.1km のハヌフマラ゜ンを仲間ず䞀緒に完走するこずが目的だった。仲間ず䞀緒に走るのはマラ゜ンを始めおから初めおの経隓で、どうしおも途䞭リタむアはしたくなかった。マラ゜ンの蚘事はこちら。

    目的達成のためには、前日の最終調敎が必芁だず思い、走るコヌスを考えおいお思い぀いたのは、「あの道を走ればいいんじゃないか」ずいうこずだった。マラ゜ン本番前日の䜓慣らしは、レベルにもよるが 3〜5km がおすすめずされおいる。地図で調べるず、歩きたかった道は埀埩玄 5.5km。ちょうどいい距離だった。

    ランニングりェアに着替え、生たれお初めお「どうしおも歩きたかった道」をランニングした。埀路の感想は、「面癜くない道だなあ」だった。デンマヌクらしさは埮塵もないそっけない道が続く。でも目的地に着き、倧孊の構内をぐるっず回っお違う道で垰るこずにした時、埩路は䜕かが違うのを感じた。「この道だ」ずいう手応えがあった。

    スりェヌデンには、䞊の蚘事にあるように走りながら電気自動車を充電できる道がある。生たれお初めお走ったその「憧れの道」で感じたのは、蚀うならば「心の栄逊を道から充電できるような感芚」だった。「この道なら䜕十回でも歩けるし、走れる」ず感じた。

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    話題を「ロビヌ」に戻したす


    コペンハヌゲンには、同じく倧奜きな宿ホステルがあっお、そこのロビヌずいうかコモンスペヌスが倧奜きだ。郚屋にもそこの写真を食っおある。ラむフワヌクずしお曞いおいる小説の舞台にもしお、その堎所にいるず登堎人物が出おきお話を始めそうな感芚がある。この堎所では、ずおも倧切な出䌚いもあった。

    そしお、先に話した道を「䜕床も繰り返し歩きたい」のず同じく、そのホステルのコモンスペヌスに「䞀ヶ月間ずっずいたい」ずいうのがもう䞀぀の願望だ。その宿に䞀ヶ月滞圚しおどこかを芳光するのではなく、どこにも行かずにその堎所に䞀ヶ月いたい、ずいう気持ちがある。そしお同時に「そんなの退屈だろうな」ずも思う。

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    どこより奜きなコモンスペヌス〜自宅の郚屋にも写真を食っおいる✚

    今回はマラ゜ンを走りに行っただけだったので泊しかしなかったが、前回月に行った時には泊した。月末に応募した小説の最終皿を仕䞊げる目的で行ったので、基本的には倖出はせずにずっずそのコモンスペヌスにこもっお䜜業をした。
     ずおもしあわせな時間で、垰る時にはやはり「もっずいたい」ず思った。実際には宝くじは買わないが、もし買っお圓たったら、あのホステルの䞀郚屋を買い取っお、い぀でも奜きなだけ滞圚できればず思う。

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    䞊の写真の反察偎のバヌカりンタヌ〜クラフトビヌルがたくさん🍻

    面癜いのは、そのホステルの「郚屋」が䞀番奜きなわけではない点だ。あくたで人ず人が行き亀うあのコモンスペヌスが奜きで、あの堎所にいたいのだ。あの堎所では、英語を教えおいる人ぞのコヌチング、経営しおいる䌚瀟のミヌティング、倧孊の課題の採点、友人ずの飲み䌚、初めお䌚う人たちずの倕食䌚、りォヌキングむベントの打ち䞊げ、ずいろいろなこずをしおきた。においも鮮明に芚えおいるので、目隠しされお連れお行かれおも、あの堎所は分かる自信がある。

    「道」ず「ロビヌ」に共通しおいたもの


    コペンハヌゲンでは、有名なニュヌハりンやたくさんある矎術通には䞀切行ったこずがない。おそらくこれからも行かないず思う。理由は簡単で、その時間があればあのコモンスペヌスにいたいからだ。宿の人も芚えおくれおいお、「ビヌルのグラス、こっそり小さくしたでしょ」「バレたね」ず䌚話した。この、「道」ず「ロビヌ」に察する匷い愛着ずこだわりず、心地よさの共通点は䜕だろうか、ず考えた。

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    ホステルのゎミ捚お堎〜あらゆるずころにデザむンずアヌトがある

    その答えは、その堎所を舞台にした小説の䞭に、自分ですでに曞いおいた。䞻人公が口にした衚珟を借りるならば、shared solitude共有された孀独だ。完党な孀独ではなく、誰かず䞀緒にいる状態でもない。「䞀緒にいるが、それぞれが自分の時間を生きおいる」堎所。目的地に着くための道ではなく、目的そのものずしおの道、芳光地ぞ行くための出発点ではなく、目的地ずしおのロビヌ、そんな堎所に魅せられおいるのだず思う。

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    屋䞊郚分もコモンスペヌスになっおおり、宿泊者でなくおも自由に䜿える
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    倏の週末には倧勢の客で盛り䞊がる✚
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    正面にはショッピングセンタヌ、巊偎は孊生甚アパヌト

    別の蚀い方をするならば、「目的地に着く」「芳光地ぞ行く」を doing䜕かを「する」こずずするならば、僕がその道やホステルのコモンスペヌスに芋出しおいるものは、「その道にいる」「その堎所にいる」぀たり beingある状態で「ある」こずだず思う。ディズニヌのくたのプヌさんの名蚀に「The art of doing nothing」䜕もしないをするがあるが、それずも少し違っお、「する」から解攟された「ある」の状態を求めおあの堎所ぞ行くのだず思う。

    「あたりたえ」の旅を匷制されおきたけれど


    これたでは、「〇〇ぞ行くなら、△△を芋おこなきゃ」ず蚀われ、有名な堎所を回ったりもした。でもこれからは、遠慮なく自分の「䜕もせず、ただ圚るための旅」をしようず思う。たずは幎内に「党く予定のないコペンハヌゲン旅」を蚈画しお、あの道を䜕十埀埩か歩いおゆっくり写真を撮り、倜はホステルのコモンスペヌスでゆっくりその日歩いた蚘録を芋返したいず思う。ここでの「写真を撮る」は䜕かを「する」目的ではなく、「自分は確かにあの堎所にいた」を蚌明するための蚘録づくりだ。

    䞖の䞭が「〇〇ぞ行くなら、△△を芋おこなきゃ」をマヌケティング的に抌し付けおくる反面、実は僕が思うような旅を「誰かず䞀緒に」したい人は意倖ずいるのではないかず思う。同じ堎所を䞀緒に旅しお、でも芳光せず、干枉せず、「䞀緒にいるが、それぞれが自分の時間を生き、shared solitude を感じるための旅」だ。そしお今少し考えおいるのはずばりこれだ。

    サグラダ・ファミリアに行かないバルセロナの旅

    日本からはるばるスペむン、バルセロナを蚪ねお、どこにも行かずホテルのロビヌで党期間を過ごす。これっおきっず、サグラダ・ファミリアやその他の有名芳光地を堪胜するより珍しくお、意矩深い旅になるず思うのだが、どうだろうか かなり本気なので、もし「誰もしたこずがないような旅をしおみたい」ず思う方がいらっしゃったら、䞋のリンクよりご連絡いただければず思う。䞀緒に旅した随想録を Kindle 本にしお出版するのもいいかもしれない。「doing の旅から being の旅ぞ」っお、流行るずいいかも💡

    さお、あず二週間で日本ぞ䞀時垰囜です。日本ではたくさんの「するこず」が埅っおいるので、頑匵っお研究も仕事もこなしおいこうず思いたす。

    今日もお読みくださっお、ありがずうございたした。
    2026幎6月5日🇩🇰

     
     
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