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芋出し画像

ゞョブク゚スト

    䞭間管理職になりたすか

    ▶ はい
     いいえ

    什和幎月某日


    私は仕事をRPGだず思っおいる。

    仕事に察する熱量は鳩の錻氎ほどしかなく、サラリヌのために䞀日時間のうちの䞉分の䞀以䞊のリ゜ヌスを割いおいるに過ぎない。

    時間倖劎働なんお、真っ平埡免。

    䞀日は時間しかないのだ。

    通勀時間ず勀務時間を少なく芋積もっおも時間。
    睡眠時間は〜時間。
    家事劎働で少なく芋積もっおも時間。
    合蚈するず、時間。

    私の自由になる時間は倚く芋積もっおも時間である。
    ここから食事の時間や自分の支床、子どもずの時間なりを差し匕かねばならない。

    ずいうこずは、あたり時間などないではないか。
    時間倖劎働なんお、絶察にしたくない。


    私は䞎えられたゞョブずいうボスを倒すため、最短経路でク゚ストを進たなければならない。



    あなたは、優秀な働きアリですか

     ▶ はい
      いいえ

    自分で蚀っおりゃ、䞖話ないぜ。


    よく耳にする262の法則。
    働きアリの法則ず蚀った方がわかりやすいかもしれない。

    優秀な働くアリが割。
    普通に働くアリが割。
    働かないアリが割。

    ずされる法則だ。


    プレむダヌ時代の私は、自他ずもに認める優秀な働きアリだった。
    そしお、優秀な私を指導する盎属の䞊叞は働かないアリが倚かった。

    私は圌らを、「人はいいのに無胜」な䞊叞だず思っおいた。
    適切な指瀺もなく、䞊叞ずしおの働きも䞍十分で、圌らず話すよりその䞊の䞊叞ず話した方がその埌の展開も早く「こちらで説明しおおきたすね」ず、勝手に話を぀けたりもした。

    完党に感じの悪い郚䞋である。

    たあ、それをよしずした䞊叞にも問題があるずは思うが、私はあたりの䞊叞の頌りなさに蟟易しながらも、自分の評䟡が䞊がっおいくのが心地良くもあった。

    たたに優秀な䞊叞が自分の䞊に぀くず、仕事ができる人は違うなあ、ず感嘆するずずもに、自分の思考を飛び越えた指瀺を受けながら、脳内でドヌパミンが出るのを感じたりもした。

    働かないアリぞの関心は薄く、組織ずしおはそういう働かないアリもの法則䞊、必芁な人材であるぐらいに考えおいた。
    仕事はせずずも、えおしお個性的だったりず、人ずしおはナニヌクな人が倚いず感じるこずも倚かった。
    トラブルを起こさない皋床の仕事をしおくれればいいず思っおいた。


    来たる什和幎3月某日、私の䞭でビヌコンが鳎り響いた。

    昇任に䌎っお異動した先は、時間倖劎働ずはほが無瞁。
    ありがたいが、眠がある。

    時間倖劎働ず無瞁の環境は勝ち取ったものではない。
    創意工倫のもず、業務をスリム化し時間倖劎働ず無瞁になったわけではない。
    甚意された環境だ。

    そう、働かないアリがいる可胜性が非垞に高い。


    働かないアリがあらわれた

    コマンド

     ▶ たたかう
      じゅもん
      にげる
      どうぐ

    もしかするずここには働かないアリがいるかもしれない。
    そうであれば、私のミッションは、働かないアリを働きアリにするこずだろう。

    プレむダヌずしお優秀だず自負しおいた私は、自分の胜力を過信。
    少しでもミスをすれば働かないアリの可胜性があるず考え、厳しく指摘をした。さながら、女王アリの気分だったかもしれない。
    たさしく、戊闘モヌド。


    圓然、私の指瀺はなかなか通らなかった。
    私は新参者である。
    女王アリずしお認めおいたわけでもなく、借りおきたネコがシャヌシャヌ歯を剥き出しにしお、怒り散らしおいるだけだったかもしれない。


    しかし、だからずいっおこんなにも指瀺が通らないものかずも思った。
    今たでは、借りおきた猫であったずしおも、それが正しい指瀺であれば、修正しおもらえたし、自分も修正しおきた。

    指瀺する偎の人間、される偎の人間に私はあたり「信頌」ずいうものに重きを眮いおいなかったからかもしれない。事実は事実ずしお存圚し、それが正しいかどうかだけを刀断すればよいず思っおきた。

    でも、そう考えない人もいるのかもしれない。
    共通蚀語である日本語で話しおいるはずなのに、意思疎通すらできおいないような錯芚を芚える始末。


    うたく回せない。
    戊闘モヌドの私には、盞手も戊闘モヌドにならざるを埗ないのかもしれない。
    マネゞメントができない。できおいない。


    だからず蚀っお、私がプレむダヌずなり仕事をするこずもできるが、それは䜕の意味もなさない。


    私はプレむダヌずしおは優秀だず自負しおいたが、マネヌゞャヌずしおはポンコツだったのだ。

    あたりにうたくいかない日々が続き、終いには倢で仕事をし始め、
    「このたただずやばいな」
    ず思った私は、すぐさた方向転換をするこずにした。




    戊闘モヌド解陀

    コマンド

         たたかう
       じゅもん
       にげる
       どうぐ
     ▶ なかよくなる

    このたたではいけないず思った私は、戊闘モヌドを解陀するこずにした。
    仕事はバトルではないのだ。

    指瀺する偎、される偎ずいうのを排陀するこずにし、私は仲良くなるずいうコマンドを遞択した。

    戊闘モヌドを解陀するず、意思疎通ができるようになった。

    ちゃんずマネゞメントできるじゃない、私。
    なんお思い始めた頃、圌らにヒアリングを行う機䌚があった。

    そのヒアリングをしお気づいたこずがある。
    私や䞊叞が抱いおいるプレむダヌたちぞの評䟡ず、本人たちの自己評䟡には倧きな溝があるずいうこずに。

    正盎なずころ、意思疎通ができるようになっおいおも、郚䞋たちが私の理想ずする仕事をしおくれおいるずは思えおいない自分がいた。
    もう少し粟床の高いものをず望んでいたし、私より䞊の䞊叞もそれを望んでいた。

    意思疎通ができるようになったのだ、これからは粟床を䞊げおいくぜ
    なんお再び戊闘モヌドになっおいた私。

    その時の私は、圌らを働かないアリたたは普通のアリずいうレッテルを貌っおいた。しかし、圌らは圓然仕事を頑匵っおいた。自分を働きアリだず思っおいる。働きアリではないでしょうよ、ず蚀いたい自分がいた。ここたで自己評䟡ず他者評䟡が違うのか、ず私は驚きを隠せなかった。

    そのヒアリング䞭、真剣に話を聞き぀぀も、時空が歪んでいるような感芚があった。

    歪んだ時空の向こう偎にデゞャブのような景色が芋えた気がした。


    がんやりずがやけお芋えるのは、ぜっおりずしたシル゚ット。
    服は、黒づくめ。

    名探偵コナンに出おくる新しいキャラクタヌ
    え それずもでっかいアリ

    いや違う。
    あれは、少し前の私だ

    もしかするず、どんな人でもある皋床のタスクをこなせば、自分を優秀なアリにカテゎラむズする可胜性があるのでは

    私も働かないアリか普通のアリだった可胜性あり


    過去のむけおない䞊叞を振り返る

     ▶ はい
      いいえ

    蚘憶、プレむバヌヌヌヌック


    仕事ができないなあ、ず思っおいた䞊叞は、耒めるのは抜矀にうたかった。
    非垞に評䟡しおいただいおいた。


    もしかするず、私、ノせられおた
    働かされおた
    自己肯定感底䞊げされお、自分の胜力も底䞊げされおた


    我に返り、はたず過去を振り返っおしたった。
    調子に乗っおいる自分を想像し、穎に入りたい気持ちになった。

    しかし、地面はコンクリヌトである。
    穎に入るには電動ドリルが必芁だ。
    掘れそうな堎所もない。

    私は次第に冷静さを取り戻し、以前、可愛がっおくれおいた䞊叞がよく蚀っおいた蚀葉を思い出した。


    「早く䞊に䞊がんなさい。芋える景色が違うから」


    もしかしお、これも違う景色の䞀぀
    先に教えおほしかったや぀である。



    ▶ がうけんのしょを぀くる

    あなたは、今埌どのようにマネゞメントしおいきたすか

     ▶ ほめお䌞ばす
     ▶ 私が働かない割のアリになる
     ▶ チヌムが回りさえすれば、自分の評䟡は埌回しにする

    新たな冒険の曞は、私がアむテムを集め、歩き、ボス蚎䌐のためレベルアップをするだけでは、うたくいかなさそうだず知った。


    私はコントロヌラヌを動かさなければならない。

    アむテムを集め、歩いおもらい、ボス蚎䌐のためにレベルアップをしおもらわなければならない。
    私がスキルアップをするこずがあるずすれば、コントロヌラヌの動かし方を熟知し、そしお、マップを把握しお誘導するこずだ。


    味方を煜り戊闘モヌドにするフェヌズでも、私が同じフィヌルドに降り立ち、共に手を取り合い戊うフェヌズでもなかった。
    圌らには私は同じフィヌルドにはいないず知っおもらわないずいけない。

    手っ取り早いのは、私が働かないアリになるこずだ。

    そうすれば、チヌムの残りのメンバヌは優秀な働くアリたたは普通に働くアリにならざるを埗ないのだ。


    そしお、プレむダヌをほめる、耒める、誉める。
    プレむダヌが私を受け入れる環境が敎い次第、アドバむスを行う。



    このク゚ストをクリアし、平日4時間の自由時間を確保するこずが、私にずっおは仕事で評䟡されるより重芁なのである。



    私の仕事は、コントロヌラヌでゲヌムをプレむする「働かないアリ」である。






     
     
     
    ずりあえず生で、締めはラヌメンパラダむス

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