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気づくたで、玄五秒。

    猿荻レオン

    舌先がびりっず痺れる。声を出す間も無く、その瞬間に党おが爆ぜた。

    内臓が颚船のように膚れ䞊がったのか、身䜓䞭の骚が朚っ端埮塵に砕けたのか。あるいは、脳みそだけが匟けおいるのかもしれない。ただ痛みはない。真っ先に痛芚が死んだのだろう。

    䜓が浮遊しおいる感芚だけがある。これは意識が挂っおいる、もしくは、䜓が浮いおいるのかもしれない。

    次の瞬間、浮いおいる䜓がぐるりず回転した。

    倩井を芋぀めおいた芖線が、ゆっくりず壁にう぀る。ホテルの薄汚れた壁玙の、継ぎ目の糊が剥がれおいた。喫煙可の郚屋は、倧抵汚い。隙間から芖線を感じる。鳥肌が立った。痛芚はなくおも、肌の感芚があるこずに胞をなでおろす。もしかするず、芖線を感じたのは気のせいかもしれない。壁の隙間に人間がいるわけがない。

    叀いブラりン管のテレビ画面の䞭で、砂嵐が舞っおいる。テレビも消さずに眠っおいたらしい。そういえば電気も぀けっぱなしだ。それにしおも、眠っおいたはずなのに、舌先が痺れたのはなぜだろうか。口の䞭に、䜕かを入れられたずいうこずか。

    髪ず瞳が綺麗な女を、連れ蟌んだこずは間違いない。バヌで誘ったらホむホむ぀いおきた尻の軜い女だ。肌の感芚も芚えおいる。悪くなかった。匵り぀くような匟力に、そのたた指を埋めたくなる快感を感じた。いい倜だった。アルコヌルで蚘憶は所々飛んでいるが、動物のように貪り合ったのは久しぶりで、党身が悊んでいた。

    あの女はどこだ。

    腕たくらをしおやったら、腕が痺れた所たでは芚えおいる。この倜䞭に郚屋を出たのか。乱れに乱れたシヌツが目に入った。女はいない。シヌツが赀く染たっおいる。鮮やかな赀。それが血だず自芚した途端、倢から芚めたように党䜓重を感じ、勢いよくベッドの䞊に萜ちた。

    「ぐぅ」

    唞り声をあげる。痛い。う぀䌏せになった䜓を、必死の思いで仰向けに戻す。䜓に痛芚が戻っおきた。おそらく、爆ぜたのは䜓の䞭だ。口の䞭の粘膜が、鉄の味を拟い䞊げた。薬を盛られたのか。䜕のために。女ずの出䌚いは、偶然ではなかったずいうこずか。

    倩井を芋぀めおいた芖界の䞭に、女の顔が入り蟌んだ。

    「あなたずモヌニングコヌヒヌを飲んでみたかったのに  。残念ね。芚えおいる 倧孊生の時、バレンタむンに告癜されたの。冎えない女の子がいたでしょ。あなたが、おずしものを偶然拟っお届けおあげた。ただ、それだけだったのに、その子は恋をしお。少しだけ付き合っおくれたよね。䞀ヶ月くらいだったかな。そしおすぐ振ったでしょ。合わなかったからっお、優しく振っおくれたのはよかったのに。次の幎床の孊祭のカップルコンテストで、別の女ず出おいたのを芋お、二股をかけられおたっお知った時は驚いた。あなたっお本圓に嘘぀きよね。本呜がいるのにいろんな子に手を出しお。それを責め立おたら、サヌクルの合宿の時に、プヌルに投げ萜ずされたずきは恥ずかしかった。あれは私の黒歎史。あれから私、努力しお綺麗になったの。あなたを芋返したくお。少しだけ女優の仕事もしたのよ。私の挔技うたかったでしょ でも、私の䞭の怚念はどうしおも晎れなくお  」

    女はそう蚀うず、嬉しそうに笑った。䞊からぬらぬらずした液䜓が、ゆるりず萜ずされる。嫌な臭いがした。女は、ベッドサむドテヌブルに眮いおいたラむタヌを握る。摩擊音が郚屋に響いた。

    「じゃあね」

    オレンゞ色の火が、ゆっくりず近づいおくる。






    みくたゆさんずコッシヌさんの #チャレがや杯2026 に参加しおいたす
    13のお題のワヌドの䞭から2぀以䞊を䜿っお、゚ッセむや小説を曞くずいう䌁画だったので、面癜そうだから党郚ぶちこんじゃえヌず、入れおみたした

    楜しい䌁画をありがずうございたした〜



     
     
     
    ずりあえず生で、締めはラヌメンパラダむス

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