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「愛がなんだ」【映画感想】


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    眠れなかったから観てみただけ…



    【あらすじ】


    猫背でひょろひょろのマモちゃんに出逢い、テルコの世界はその日からマモちゃん一色に染まっていく。会社の電話には出ないのにマモちゃんからの電話には即効で対応する。何処へでも駆けつけ献身的に尽くしまくる。
    だが、テルコはマモちゃんの彼女ではない。
    やがてマモちゃんは、すみれと言う年上の女に惹かれていく。


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    完璧なネタバレ


    【感想】

    観ているだけで腹が立ってくる。
    まともな人間は居ないのか?と思う。

    テルコ(岸井ゆきの)
    マモちゃんに利用されているだけなのに、それに気付いているはずなのに、お風呂に入っていても、マモちゃんからの電話一本で彼の元へ飛んでいく。

    バカか?

    浮かれている。恋に踊らされ職も失った彼女は親友の葉子に

    「恋愛運と仕事運は反比例する」

    みたいな自分で作った理論を呟く。当然、葉子はそんな理論に納得する筈がない。


    ・
    マモちゃん(成田凌)、少しだけ理解出来る。自分にとって「都合のいい女」を繰る男。
    成田凌が好きだから、えこひいき気味なのかもしれないが、どんな人間の中にも、こんなブラックな部分が潜んでいると思う。最初は単なる「嫌な男」だと思って観ていたマモちゃんだが、実は彼も自分に自信がなくて、自由奔放な年上のすみれ(江口のりこ)に惹かれテルコと似たりよったりで、すみれの彼氏にはしてもらえないのに尽くし始める。


    ・
    葉子(深川麻衣)主人公テルコの親友
    当初、一番まともかと思った彼女も、母が愛人で自分を産んだ事から、父への憎しみを抱えて生きていた。彼女も病んでいる。
    しかし彼女は自分の闇に気付いている。まぁ、テルコよりは、恋に対しては、まともなのかもしれない。


    ・
    仲原(若葉竜也)
    彼は一言で言えば、葉子の下僕だ。
    葉子の言う事なら何でもきく、「ビール買ってきて」と言われれば、夜中のコンビニへ走り、「テルちゃん一人じゃ行かせられないから旅行行ってきて」と葉子に頼まれれば彼女が行かないのにテルコとマモちゃんの旅行に同伴する。
    しかし葉子には、全く相手にされていない。

    最初、一番気持ち悪いと思った彼だが、

    「幸せになりたいっすね〜」


    この一言にヤラれた。
    もしかしたら、彼が一番恋に誠実で、ただ不器用だったから、こんなやり方しか出来なかったのか、と。

    ・

    すみれ(江口のりこ)
    ブスで不潔で、どうしようもない女。だが、遊ぶことには長けていて仲間も多い。
    マモちゃんは、どうしてこんな女に惹かれたのだろう?「自由奔放」だから?
    でも、そんな女はいくらでも居るだろ?
    私が最も嫌いなタイプの女だと思って観ていたら、意外に良い人だった(笑)正論を吐く。
    この中で、もしかしたら人間性は一番良いのかもしれない。
    でも薄っぺらいマモちゃんは多分、そんな彼女の人間性には気付かずに惚れているのだと思った。


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    完璧にマモちゃんとの別れを決意したテルコは、それでも言う。

    「私は、まだマモちゃんには、なっていない」


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    ラスト、テルコは像の飼育員になっている。
    テルコの観ている幻想なのか、現実なのか分からない。多分、幻想だろう。そして、テルコは言う。
    「マモちゃんと観るはずだった景色を観ている」

    ・

    とにかく観ていて、モヤモヤいらいらする。主人公に共感すら持てない。
    こんな人達は嫌いだと思う。
    なのに最後まで観てしまった(笑)此処に「愛のカタチ」の全てが詰まっていると言う脅し文句に騙されて(笑)

    でもね、でも…
    共感は出来ないし好きでもないが、テルコの気持ちは分かる。
    私も惚れた男になりたいと思うタイプの女だから(苦笑)

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    マモちゃんではない(笑)


    憧憬をどこまでも高く持ち続けるのは、私の勝手だ。
    私にとって今まで出逢った全ての男の中で、亡くした主人が最高峰の人だった。
    彼は出逢う全ての人々から好かれ、憧れられた。
    「植物人間になっていた人の葬儀に、そんなに沢山の人は来ませんよ」
    ベテランの葬儀社の女性は私を嘲笑った。
    蓋を開けてみれば、最後の祓いの膳の席まで、大きな会場二つを埋め尽くす参列者の数だった。

    「奥さん、すみませんでした」

    担当の女性は足りない膳と酒に、私に平謝りを繰り返した。
    どうせなるなら、そんな男になりたい。

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    いつきさん
    ありがとう♡

    今日はハロウィン本番だった。

    だが、遠くから秋祭りの練習のお囃子が聴こえてくる。
    未だに押し寄せる、この寂しさはなんだ?
    祭りの先頭に立っていた主人は、もう居ない。
    あ〜、だから、こんな題名の映画観ちゃったんだ。
    これが恋なら要らない。

    皆さんは
    🎃Happy Halloween🎃
    をね♪

     
     
     

    sanngo

     
     
    最愛の夫を亡くして7年。植物人間だった夫の介護をして7年半。その間に、沢山の人々に助けられました。だから、私に逢う全ての人々を大切に。 「ありがとう」の感謝の心で生きていきたいです。 でも書く物はミステリーが多いです(笑)

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