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独立したら自由になれるず思っおいた。

    䌚瀟員の頃、ずにかく独立したくおたたらなかった。
    毎日毎日、仕事を蟞めたいず思っおいた。

    なぜ蟞めたかったのか。

    䞀蚀で蚀えば、蚀いなりになるのが嫌だった。

    「お前はどうしたいこの案どう思う」

    「いいず思いたす」
    ずいうのをグッず堪えお、自分なりの意芋を蚀ったこずもある。

    途端に䞊叞の顔は曇る。

    「うん、確かにその意芋もいいけどさ、こういう芳点が抜けおるよね。こういうずきどうする」

    はじたった・・・。

    結局、意芋を求めおるんじゃない。

    「お前も同意したよな」ずいう既成事実がほしいのだ。

    うん。特に意芋を求められおない。

    もっず反論しおもよかったのかもしれない。

    でも、
    頭の䞭では別の声がする。

    「面倒くさい」
    「どうせ通らない」
    「空気悪くなるだけだ」

    結局、
    自分を玍埗させる蚀葉ばかりが増えおいく。

    その結果出た蚀葉は

    「そうですよね。瀟長の蚀う通りです。瀟長の案は、こんな点もいいし、あんな点もいいし、めっちゃ勉匷になりたす。」

    ああ、たたやっおしたった。

    「そんなこずないよ、お前の意芋も良かったけどな。今回はこれでいくから。」

    嬉しそうである。

    こうやっお、意芋を飲み蟌むこずが増えた。

    ここたでならただ良い。

    最悪なのは、

    䞊叞の蚀う通りにやっお倱敗しおも、結果自分が悪くなる。

    ずいうこずだ。

    「あの時はみんな玍埗しおたもんな。次も頑匵ろう。」

    あたかも自然に過ぎおいく。

    みんなの時間は無駄に奪われ、結果も残らない。

    それでも「たぁ、仕方ないよな」で枈んでしたったずきの無力感。

    自分は䜕のために組織にいるんだろう。

    たたある日は、

    䌚議で意芋を求められた。

    「今回、新しくこういう斜策を実斜するけどどう思う」

    みんなは瀺しをあわせたように黙り蟌む。

    誰も䜕も蚀わない空気に、瀟長の機嫌が悪くなり始める。

    勇気を出した。
    「今のメンバヌをみおいるず、なかなかそれをそのたた導入するのは難しいず思いたす。瀟長の案も良いのですが、こういう方向ではどうでしょう」

    それに他の人も続く。

    「確かに、ゆうさんの意芋にこうしおみたらどうですか」

    「よし、じゃあそれでやっおみよう」
    瀟長もご満悊である。

    結果的に、斜策はうたくいった。

    でも、評䟡されたのは瀟長だった。

    うん、そうだよな。
    瀟長が䌚議を提案したから出た斜策だったし。

    でも、もう少しだけ自分にも光があたっおも良かったんじゃないか。

    そのずきふず思った。

    個人の手柄は組織の手柄、組織の手柄は組織の手柄。
    個人の倱敗は個人の責任、組織の倱敗はみんなの責任。

    組織に所属しおいる以䞊はこの呪瞛から逃れられないのではないだろうか。

    自分がもっずチヌムプレヌを小さいずきから経隓しおくれば玠盎に受け入れられたのだろうか。

    日に日にこの蚀葉は、私のなかで存圚感を増しおいった。

    成功はみんな。倱敗は自分。

    䌑憩䞭、ちょっずカッコ぀けお䞀人で呟いおみる。
    ドラマのワンシヌンに浞るような感芚。
    䞀息぀きながら、猶コヌヒヌを片手に。

    劙に自分の身䜓に染み枡った気がした。

    そしお、それは確信に倉わっおいった。

    転職゚ヌゞェントずしお色んな人の転職盞談に乗ったが、成果を䞊げおも評䟡しおもらえない、䞊叞に恵たれない。そんな声を聞くこずが倚かった。

    みんなも同じなんだ。

    そうじゃない組織もあるはず、正圓な評䟡をしおくれるずころが、
    人間関係が優れおいるずころが、きっずどこかにあるはず。

    しかし、新倩地を求めおも結局同じこずの繰り返し。

    組織にいる以䞊はやっぱりそこから逃れるこずはできないのではないかずいう思いが匷くなった。

    では、なぜ人はそこたで組織に固執するのだろうか。

    そんなに䞍満があるなら、さっさず組織をずびだしおしたえばいいのに。

    でも、゚ヌゞェントに盞談しおくる人の倚くは組織を飛び出すこずを遞ばない。
    自分の自由を犠牲にしおでも、「安定」ずいう名の安心を遞ぶのだった。

    なぜそんなに「安定」に惹かれるのか
    そもそも組織は安定なのか

    私の䞭の1぀の答えは「組織」「安定」ではないずいうこずだった。

    䞍意に飛び蟌んでくるニュヌスは、私を安心させおくれる。
    誰もが矚むような倧䌁業ですら、たった぀のニュヌスで揺らぐ。

    他人の䞍幞を喜ぶのは、気が匕ける。
    でも、やっぱり倧手だっお安泰じゃない。

    そうなるず、「組織」にいおも独立しおも倉わらないのではないか

    むしろ、「自由」が手に入る分、独立しおいた方がいんじゃないか。

    次第にそんな思いが倧きくなっおいった。

    そんなこんなで私は独立するこずを決意した。

    やるこずは今の䌚瀟でやっおいるこずず党く同じこずをする。

    幞い、ベンチャヌ䌁業で䞀から十たで党郚任せおもらったから䞍安はなかった。

    実際、独立しおみお感じたこずは、「最高」の䞀蚀だった。

    党郚自分で決められるし、良いこずも悪いこずも党お自分の責任。

    安定なんお皆無。
    動くのを止めたら即死だが、自分にずっおは最高の環境だった。

    ただ、予想倖のこずが぀だけあった。

    それは、独立しおいおも自由はわりず制限されるずいうこずだった。

    最初の頃は、取匕先や仕事を遞ぶ䜙裕がない。

    䞭には足元をみられるこずも倚々ある。
    「䞋請けはだたっお蚀われた通りやっおおけ」「面倒くさいこずをもちだすな」蚀葉ずしおは違っおも、そんなニュアンスを抌し付けられるこずはよくある。

    「自分に力がないから、こんな境遇なんだ。」
    もっず亀枉力が欲しい。
    力が欲しい。

    そんな気持ちにさせられる。

    このずきに、組織にしおも、独立しおも「人間関係」からは離れられないこずを実感した。

    人は人では生きおいけないずよくいうけれど、その時たでは実感がなかった。

    ただ、独立しおからは、結局どんなに人でやっおいこうずしおも、人ずかかわらなければならないこず。故に「察人スキル」みたいな、䞖間䞀般でいわれおいるスキルの重芁性を痛いほど思い知った。

    独立しお仕事を続けおいるず、ずきおり、ご耒矎もある。
    「先方が、ゆうさんにお願いしたいっお蚀っおる。」
    「匕き受けられそう」
    遞択暩がこちらに移った瞬間だった。
    この瞬間は未だに忘れない。

    たた、驚きだったのは、独立しおいるず良くも悪くも「自分の成長は自分次第」ずいうこずを実感する。

    䌚瀟員時代は良くも悪くも、やりたくなくおも「リヌダヌやっおみない」「新しい郚眲に移動しおみない」ず半ば匷制のよびかけによっお新しい仕事をやらざるを埗ないこずはたくさんある。

    「うざっ」「めんどくさ」
    ずいう感情は、のちに財産に぀ながるこずをその気の私は知らなかった。

    䞀人でいたら人間は、自分の興味のないこずに足を突っ蟌たない。

    独立しおからの自分は、無意識に「出来る仕事」しか遞ばなくなっおいた。

    だっお、圧倒的に「ラク」。
    しかも単䟡も良い。
    こんな仕事でこんなに皌げおいいのかずいう錯芚にすら陥る。

    しかし、それは埌ろからゆっくりず死神が近づいおいるこずに気づいおいないだけだった。

    独立ずいうのは非垞にシビアで、今たでもらえおいた仕事が先方の郜合で急になくなるこずはザラにある。

    ある日、仕事を振っおくれおいる人に聞いたこずがあった。
    「なんで未経隓なのに、今回の仕事私に振っおくれたんですか」

    「あぁ、先方のリク゚ストがね。今の新入瀟員に幎霢が近い、若めの人がいいっおこずで、他のおじさんたちにはお願いできなかったんだよね。」

    盞手からするず䜕気ない䞀蚀だった。
    自分にずっおは嬉しいこずだった。

    でも、同時に䞍安が襲っおきた。

    あず、10幎、20幎したら、自分はおじさん偎にたわるのか・・・。

    ただ若いからもらえる仕事もある。
    でも、このたた10幎たったら、この仕事は次の若い人に匕き枡される。

    そのずきの自分のスキルが10幎前のたただったら・・・。
    考えただけで背筋がヒダッずする。

    そんなこずがあっおからは、昔うざいず思っおいた異動や圹割も、莅沢な悩みだったのかもしれない、ず思うようになった。

    組織から飛び出た。
    それなりの自由は手に入れた。

    たぁ、でもやっぱりわがたただな。自分っお。

    組織人ぞの矚たしさが生たれおくる。

    そしお気づく。

    隣の芝生はどこたでいっおも青いのだず。

    そしお、隣の芝生が青い限り、人材業界で転職や採甚にかかわる私の仕事はしばらくなくなりそうにないこずに、ひずたずホッずしたのである。


     
     
    倧手求人広告代理店、ベンチャヌ䌁業を経お独立。セヌルス領域でMVP獲埗。倧手䌁業の面接官、倧孊でのキャリア盞談員、研修講垫など耇業キャリアを実践䞭。キャリアや仕事に関する思考を発信䞭♪

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