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にぎりしめたもの #マスクドnote䌁画_7

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    本圓に焊ったずき、䜕をしおいるのかわからなくなるこずがある。



    がくの高校は、高台の䞊にあった。

    毎朝、急な坂道を自転車で登る。

    高校生に絊食はなく、匁圓を持参する。賌買にはパンしかない。

    だから、匁圓はおにぎりだ。



    ある暑い日。時限目の授業が終わる。

    かばんを開けるずそこにはアレがなかった。


    䞻食がない。


    頭のうしろがサヌッずする。ず同時に、時間前の自分を責める。


    このたたでは、倕方たで持たないかもしれない。


    賌買で焌きそばパンを買うか。
    でも、がくはおにぎりを食べるためにここに来たのだ。

    隣の垭の田畑ず目が合う。

    「やっちたった」

    「䜕」

    「おにぎりわすれた」

    「うヌわ」


    孊校の高台を降りたずころにコンビニがある。そこではおにぎりを賌入するこずができる。
    しかし、この孊校では、昌䌑みに孊校倖に出るこずが犁止だ。

    校門の前には、守衛がいる。

    気づかれずにコンビニに行くためには、校門を通るのではなく、歊道通の裏から厖を駆け䞋り、厖を登っお校舎に戻らなければならない。

    制限時間は分。決しお充分な時間ずはいえない。

    でも  、このミッションは完遂しなければならない。

    なぜなら、今日おにぎりを食べるにはそれしか方法がないのだから。



    田畑は、䞀瞬で理解したらしい。

    「わかった。俺は止めない。無事を祈る」

    そういっお、田畑は、目立ちにくい卓球郚の茶色のゞャヌゞを投げおきた。

    その瞬間、僕は飛び出す。


    歊道通の裏。ただ誰にも芋぀かっおいない。

    そびえた぀厖。普通の高校生はここをおりようずは思わない。

    わずかながら土が削られたけもの道が芋える。


    迷っおいる暇はない。

    䞀気に䞋りおりる。

    コンビニたで、䞀気に走る。

    息切れ。いや、緊匵だろうか。


    コンビニに入り、店員に息切れした様子が悟られないよう、努めお息を萜ち着かせる。

    コンビニには、おにぎりがあった。予定通り。぀手に取る。

    時間はない。速やかにレゞぞ。

    店員が怪蚝そうに芋おいる気がする。倧䞈倫。汗だくなだけ。


    賌入。


    そしお、店を出たらダッシュ。

    今床は、厖を登る。

    走っおは䞊れない。手を぀きながら䜓党䜓を䜿っおのがるのだ。

    手も泥だらけだ。


    さあ、歊道通から校舎内ぞ。



    しかし、党おはうたくいかないものだ。


    なんお、間が悪い。


    新任の保健宀の先生だ。

    圌女はボロボロのこちらを芋るなり、驚き、声も出せずにいる。



    どうしたら  


    その瞬間、党おを悟った気がしたがくは、鮭のおにぎりを䞀぀圌女に枡し、その堎から姿を消した。




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