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ノアとポポの冒険~消えた王国~

    片桐 みかん

    🍊第40回 3つのお題
    🎈お題①:「星くずの郵便局」
    🐾お題②:「たんぽぽ飛行船」
    ⏳お題③:「消えた王国の地図」

    お題④イラストから空想した世界を書いて下さい。

    まえがき

    少年ノアと白猫ポポの
    小さな冒険のお話です。

    あなたの物語は
    どんな世界になりますか?


    ノアとポポの冒険

    ~消えた王国~

    僕の名前はノア。
    白猫のポポと旅をしている。

    今夜、たんぽぽの飛行船が出発する。
    僕はこっそり忍び込むつもりだ。

    昔、僕は優しい父さんと母さんと一緒に、月の王国で暮らしていた。
    だけどある日、突然戦争が始まり、王国は崩れ落ちた。

    気がついた時には、父さんと母さんの姿はどこにもなかった。

    僕はひとりになった。
    いや、違う。ポポがいた。

    それから僕とポポは、王国の手がかりを探して旅をしている。

    星くずの郵便局に、僕宛ての手紙が届いているはずなんだ。
    僕はそれを取りに行く。

    しっ、誰か来た。

    見つかったら、たんぽぽの飛行船から落とされてしまう。
    ポポも泣いちゃダメだよ。

    ポポはしっぽをゆっくり動かして返事をした。

    やがて、たんぽぽの飛行船は一つ目の港に着いた。
    そこには、きらびやかな商店が立ち並んでいた。

    お腹が空いていた僕は、見つからないように頭巾をかぶり、飛行船から降りた。
    ポポには、ここで待っているように言ってね。

    僕はたくさんのパンを買った。
    ポポには鶏のジャーキーも。

    その時、港に笛の音が響いた。

    飛行船の出発の合図だ。

    急がなきゃ。

    僕は走った。
    袋からパンが飛び出す。

    あ……。

    でも、拾っていたら間に合わない。
    振り返ることもできず、僕は走り続けた。

    飛行船にたどり着いた頃には、袋のパンは半分ほどになっていた。

    でも、ポポの鶏のジャーキーは無事だ。

    人込みに紛れ、僕はなんとか飛行船に戻った。

    ふぅ……危なかった。

    ポポは待ちくたびれたのか、丸くなって眠っていた。
    僕も疲れて、ポポと荷物の中で眠りに落ちた。

    どれくらい経ったのだろう。

    目を覚ますと、もう朝日が昇っていた。
    たんぽぽの飛行船は、ゆっくり空を進んでいる。

    僕は残っていたパンを少しだけ食べた。

    あとどれくらいで、星くずの郵便局に着くのだろう。

    ポポは僕の心配を知っているのか、僕の手をやさしく舐めた。

    やがて、飛行船は次の港に着いた。

    星くずの郵便局だ。

    僕は乗客に紛れ、急いで飛行船を降りた。

    僕宛ての手紙は届いているのだろうか。

    飛行船の出発の時間が迫っている。

    星くずの郵便局に届いた手紙には、
    きっと何か書いてあるはずだ。

    消えた王国の地図は、
    果たして見つかるのだろうか――。

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    イラスト:ChatGPT

    あとがき

    ノアとポポの旅は、
    まだ始まったばかり。

    星くずの郵便局に届いた手紙には、
    いったい何が書かれているのでしょう。

    消えた王国の地図は
    見つかるのか――。

    あなたなら
    どんな物語を書きますか?

     
     
     
    ✨ごあいさつ ようこそ、片桐みかんの世界へ。 日々のひらめきを即興で物語や詩にしています。 ここで出会った言葉が、あなたの心に小さな灯りをともせますように。

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