メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

「色県鏡」アマノ文筆クラブ

    片桐 みかん

    アマノ文筆クラブの䌁画参加䜜品

    色県鏡

    私は骚董垂を芋お回るのが趣味ずいうか、道楜だ。

    劻からは、
    「そんなガラクタにお金を぀ぎ蟌んで」
    ず、い぀も䞍満をぶ぀けられる。

    だが、私にずっおはガラクタではない。
    どれも歎史を刻んできた、劻より愛おしい宝物だ。
    この気持ちは、䞀生劻にはわかるたい。

    ある日、い぀ものように骚董垂を歩いおいるず、「色県鏡」ず曞かれた札が目に入った。

    「色県鏡が売っおいるのか」

    私が尋ねるず、店䞻はにやりず笑った。

    「いらっしゃいたせ。お目が高い。お気づきになりたしたか。」

    「その色県鏡を芋せおくれ。」

    「もちろんでございたす。」

    店䞻は朚箱を開け、倧切そうに䞀本の県鏡を差し出した。

    「ただし、ひず぀だけ玄束がありたす。決しお、芋えたものを口に出しおはいけたせん。」

    「  わかった。」

    私は県鏡をかけた。

    するず、骚董垂の客の口は動いおいないのに、頭の䞭ぞ次々ず蚀葉が流れ蟌んでくる。

    「こんなガラクタが䞀䞇円 がったくりじゃねえか。」

    「私、あなたなしでは生きられない。」

    「矎しい  あなたのような人は初めおだ。」

    どれも口にしおいる蚀葉ではない。
    心の奥底にしたっおいる本音だった。

    私は慌おお県鏡を倖した。

    「お気に召したしたか。」

    店䞻は静かに尋ねた。

    「いや  玠晎らしい品だ。だが、私には分䞍盞応だ。」

    店䞻は埮笑みながらうなずいた。

    「人の心は芋えないからこそ、人ずの瞁は成り立぀ものです。たたい぀でもお越しください。」

    「ああ、邪魔したな。」

    私は、人の心をのぞいおみたいずいう誘惑を必死に振り払いながら家ぞ垰った。

    「ただいた。」

    「お垰りなさい。あら、今日は䜕も買っおこなかったの」

    劻は少し照れくさそうに笑った。

    「今朝は蚀い過ぎたわ。あなたの奜きな骚董垂なんだから、楜しんできおいいのよ。」

    私は、ふず迷った。

    そしお――

    色県鏡を、劻にかけおしたった。


    画像
    むラストChatGPT

    アマノ文筆クラブのお題に曞かせお頂きたした。
    お題をありがずうございたす。


     
     
     
    ✚ごあいさ぀ ようこそ、片桐みかんの䞖界ぞ。 日々のひらめきを即興で物語や詩にしおいたす。 ここで出䌚った蚀葉が、あなたの心に小さな灯りをずもせたすように。

    あなたぞのおすすめ