今でも覚えている事
昔友達を裏切った。
シンプルな話で、部内恋愛禁止の部活で部内で隠れて恋人を作っていた。
結局忙しい高校生の恋愛なんか大した発展もなく、メールをちょっと頻繁にするとか、数ヶ月に1回出かけてみるとかそんなくらいだった。
何も知らない童貞学生だから、手を繋いでみるくらいはできたが、それで終わり。付き合う事と、その関係を維持する事だけが精一杯で、付き合った後に交際相手と関係を深める事など、全く知りもしなかった。
もちろん好きではあったんだけど、数年間、目的の無い恋愛をしていたなと思う。遊びと割り切った感じでもなかったし、とにかくその相手には煮え切らない、だらだら続いているだけの関係になってしまい、悪い事したなと思う。ごめん。
大学生になった後、当たり前ではあるけどなんだかんだ振られて、また童貞大学生として振り出しに戻るわけだが、
それについて2つ、過去のどうしようもなく恥ずかしい分岐のミスを、どうしてそうしちゃったんだろうなと思う反省を書く。
まず、どうして駄目と言われた恋愛をしてしまったのかという事。別に禁止って言われても、どうしようもなく人を好きになってしまって、アプローチをして付き合ってしまったなら、別に隠したまま恋愛するなり、仮に組織に筋を通すなら部活を変えるなり、辞めるなりすればいいし、後から振り返って後悔にはならないと思う。
ただ、今思えばあの恋愛を突き動かしていたのは自分自身のコンプレックスだったと今では思う。正直にいうと、その時に例えば裁判が行われて恋愛と部活を天秤にかけろと言われたら、部活を選んだ。練習の成果が出ない時は本当に悔しかったし、悩んだ。
それなのに仲間のルールを破っていたわけだから、大人になった今、同じ熱量であの時を振り返ることは俺にはできない。しちゃいけないと思う。
でも、「あの時もっと効率いい練習しとけばうまくいったかな」とか、酒を飲みながら仲間と話したいなあ。自分の選択でその権利を捨てたのだ。
当時、クラスの友達や、部活の先輩、同期でちらほら彼女ができている人が現れて、コンプレックスを抱えた。
勉強を頑張れば成績が上がるように、他の人ができた事を自分もできるようになりたかった。
唐突なきっかけで当時の相手とは付き合う事になったが、彼女への気持ちと彼女ができたというステータスへの気持ちは半々だったように思う。
今でも会う仲間と対等に話せなくなる事を想定できていれば、そんな選択はしなかったかもしれない。でも高校生ってそんなに大人じゃないから、やっぱりそこまでは考えられないだろうな。
二つ目の反省は、大学生になってから当時の仲間のうちの1人に酒の場でその事を暴露してしまった事だ。
今考えれば、真剣にみんなで頑張っていたはずが、違かったのかよと軽蔑されて当たり前だし、以後の態度から彼から軽蔑されている事は察している。ごめんな友よ。
これも腐ったコンプレックスのせい。こちらの方が年齢を重ねている分、罪は重いなと思っている。
大学生になり、盛り上がっているサークルでの痴話や学科での恋愛話などをよく聞いた。モテる友達もいて、本当にどうしてそんなに異性に好かれるのか全く今でもわからないが、とにかくまた、思ってしまうのだ。
モテないのは恥ずかしい、俺も条件が揃えばできるはずだと。今思えば、そのモチベーションで鼻息荒い大学生が誰にアプローチをかけたって振り向いてもらえるわけないのにね。
恋愛失敗の苦難の中で、かつての仲間と恋愛の話になり、酒が口を軽くし、経験が無い訳じゃないと精一杯の虚勢で例の暴露に至り、1人の友達から見た自分のイメージを完全に破壊したわけだ。
相当恥ずかしい文章になってきたから、もうやめにしよう。
ごめん、俺のコンプレックスが破壊した全ての関係性たち。ごめん、友よ。いまさら直接謝るのもばつが悪すぎて出来てないし、もしかしたらこれからも出来ないかもしれない。でもごめんって本当に思ってるよ。
大人になって、こんなに色々反省できるようになったから、一度だけ、どうか全部撤回させてほしいなあ。