
優しくて残酷な元旦那との日々①
10年ほど前、私は元旦那の不倫が原因で離婚をしました。
現在は、中学生になった息子を育てるシングルマザーです。
私の経験した話を少ししたいと思います。
元旦那と私は、お互いに興味のないことには寛容で、夫婦生活は一見上手く回っていました。
でも、私が「自分の意思」を持った時に、私の大嫌いな元旦那が現れるのです。
元旦那は一度「こう」と決めたら、私の意見は1ミリも聞き入れてくれませんでした。
私は「それだけは後々私が困るから嫌だ」と泣いて止めても、
「あなたの言っていることには価値を感じない」と、自分の考えを曲げてはくれませんでした。
そして案の定、私が困る結果になると、悪びれもせずに言いました。
「起きたことは仕方ないでしょ!」
(だから最初に言ったのに……)
普段はとても面白くて優しい人でしたが、元旦那は人格否定の発言が多い人でもありました。
「人としてどうなの?」
「あなた、幼稚」
「恥ずかしくないの?」
「常識でしょ」などなど。
※本人に悪気はなく、純粋にそう思ったから私に投げていた言葉でした。
元旦那は周囲からの人望が厚い人だったので、私は「そんな彼がこう言うのなら、きっと私がおかしいんだ」と、心の奥底で思い込んでしまっていました。
人格否定の発言は、私の心の傷のスイッチを常に押し続けました。
否定され続けるうちに、私はどんどん感情をセーブできなくなり、ついに怒鳴ってしまうのです。
「どうして私の気持ちをわかってくれないの!?」
「私の話もたまには聞いてよ!」
そうすると元旦那は「あなたは幼すぎる」と、ますます話し合いから逃げていく。
そんな悪循環の毎日でした。
しかし、本当の地獄はここからだったのです。
次回『裏切りとお弁当』