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ディズニーに行けなかった休日、家のキッチンがカレー味ポップコーンでアラビアンコーストになった話

    「明日、雨やばそうだし、今回はやめとこっか〜」

    友達からこんなLINEが届いたのは、昨日の夜20時くらいでした。

    今日は楽しみにしていたディズニーシーの予定だったんです。何を着ていこうかなとか、まずどこのアトラクションに行こうかなとか、けっこう前からふたりでLINEしながらああだこうだ言っていて。

    普通だったら、ここで「え〜、残念!」ってなるところだと思うんですよね。

    でも、画面を見つめている数秒のあいだに、私の頭をよぎったのは、悲しみとか落胆じゃなくて、まったく違うことでした。

    「アラビアンコーストの、あのカレー味ポップコーン、家で作れたりしないかな」

    ディズニーシーに行ったことがある人ならわかってもらえると思うんですけど、あのエリアを歩いていると、ふわっと香ってくるカレー味のポップコーン、あれって完全に魔法じゃないですか?

    行く予定がなくなった瞬間に、なぜかあの匂いだけが頭の中にくっきり残って消えなくて。

    「OK〜!じゃあまた今度ね!」って軽く返したあと、私はすぐにスマホでAmazonを開いていました。

    検索窓に「ポップコーン 豆」と打ち込んで、レビューを2分くらい眺めて、一番評価が高かった豆をカートに入れる。決済まで5分もかかっていません。

    明日、ディズニーには行けない。
    でも、家でカレー味ポップコーンを作る日にする。

    そう決めた瞬間から、なんだか急にワクワクしてきたんです。流れた予定の場所に、別の楽しみがすっとはまった感覚というか。

    ポチった画面を眺めながら、ひとりでちょっと笑ってしまいました。なんで私、こんなにポップコーンに本気なんだろうって。

    朝、雨の音と一緒に届いた小さな段ボール

    そして今日。

    カーテンを開けると、窓の外は予報通りのしっかりした雨でした。

    ふだんなら「うわ、最悪」って思うはずの天気なのに、今日はなんだか嬉しかったんですよね。
    だって今日は、雨でディズニーに行けない日ではなくて、雨の音を聞きながら家でカレー味ポップコーンを作る日なんだから。

    ピンポーン、と。

    恐ろしいほどのスピードで、小さな段ボールがインターホン越しに届きました。中身はもちろん、昨日の夜にポチったポップコーンの豆。

    現代の物流、本当にすごいですよね。

    「今日のディズニーで食べるはずだった味」が、午前中にはもう自分の家にある。この感覚に、なんだかちょっと感動しちゃって。

    段ボールを開けて、豆の袋を取り出して、キッチンの棚に置きました。これから始まる夜のための準備が、もう整っているんだなと思うと、なんだかちょっと嬉しくなりました。

    予定通りディズニーに行っていたら、今ごろ私は雨の中で並んで、シーの混雑にちょっと疲れていたかもしれません。傘を持つ手は冷たくて、ポンチョの袖から雨が染みてきて、「あ〜、ディズニーは晴れの日に来るに限る」って小さく後悔していたかも。

    でも今日は、雨の音をBGMにしながら、これから始まる「家で過ごす一日」のことを考えている。

    予定が流れた日って、ちょっと損した気分になることが多いじゃないですか。
    「楽しみにしてたのに」
    「もったいない」

    でも、なんだか今日はそういう気持ちが全然湧いてこないんですよね。むしろ、こっちのほうが正解だったんじゃないかと思えるくらいの満ち足りた気分です。

    ソファに座って、雨の音を聞きながら、ふとそんなことを思いました。

    予定が崩れた日は、損した日じゃなくて、自分のために時間を使える日のことなのかもしれないって。

    ポップコーンって、思っていたよりずっと優秀な子だった話

    夕方になって、そろそろ夜ごはんの準備を始めようかなと思ったんですけど。

    ふと、頭にひっかかったんです。

    「夜ごはんがポップコーンって、栄養的にどうなんだろう」

    別に毎日の食事を細かく管理しているわけじゃないんですけど、なんとなく、夜ごはん代わりにお菓子を食べるって、ちょっと気が引けるところがあるじゃないですか。罪悪感とまではいかなくても、「これでいいんだっけ?」っていう小さな引っかかりです。

    調べてみようかなと思ったものの、ソファに沈み込んだ体勢が完璧すぎて、フリック入力するのも億劫で。

    なので、ChatGPTに音声入力で聞いてみました。

    「ねえ、ポップコーンって太るの?」

    返ってきた答えが、ちょっと意外だったんです。

    「ポップコーンは全粒穀物の一種で、食物繊維が豊富です。油で調理されたもので、100gあたり約9.3gの食物繊維が含まれています」

    え、ちょっと待って。

    ポップコーンって、映画館で食べるジャンクな空気スナックのイメージだったんですよね。
    バターたっぷりで、塩味で、軽くて、なんとなく「太りそう」っていうカテゴリに勝手に入れていて。

    それが、食物繊維が豊富な全粒穀物って言われると、急に印象が変わりませんか?

    考えてみれば、もとはとうもろこしの粒をそのまま弾けさせたもの。精製されたお菓子と違って、ちゃんと中身がある食べ物だったんです。

    軽い顔して、実はちゃんとしてる。
    これって、私が好きなタイプの子の特徴なんですよ。なんていうか、肩肘張らないのに、ちゃんと自分を持っている、みたいな。

    ポップコーンに対する見方が、ちょっとだけ変わった瞬間でした。

    これからは胸を張ってポップコーンを食べていいんだと思うと、なんだか妙な勇気が湧いてきて。よし、作るぞ、という気持ちでキッチンに向かいました。

    カレー粉大さじ1とバター10gは、譲れない

    キッチンに立って、まずは味付けの粉を小皿で混ぜていきます。

    カレー粉、コンソメ顆粒、砂糖、塩、ガーリックパウダー、こしょう、粉チーズ。

    スパイスを並べると、それだけで気分が上がりますよね。

    ここで譲れないのが、カレー粉大さじ1。

    最初、ちょっと多いかな?と思って小さじから始めようとしたんです。
    でも、過去に何度か「物足りない味のポップコーン」を作ってしまった経験があって、その記憶が「ダメ、大さじでいって」と耳元でささやくんですよ。

    実際、小さじだとぜんぜん物足りなくて、お皿に盛ったときに「あれ、思っていたよりカレー感ない…」ってなるパターンになるんですよね。

    大さじ1入れて、やっと「これこれ、これだ!」っていう、あの感動の味に近づきます。

    バターは10g。

    レシピサイトで「7.5g」みたいな半端な数字を見ると、なんとなく急に冷めませか?

    キッチンって、テンションが大事じゃないですか。
    料理を始める前から「あ、ちょっと面倒くさそう」って気持ちが芽生えると、その料理は絶対においしくならない、というのが私の持論で。

    なので、10g。
    割り切りのいい数字のほうが、やる気が出ます。

    そして鍋に油を大さじ1とポップコーン豆25gを入れて、ふたをして中火にかけました。

    最初の数十秒は、何も起きません。
    鍋の中はしんとしていて、油がじわじわ温まっていく音だけが小さくしている。

    「来るかな、まだかな」って、ちょっと不安になるんですよね。
    火加減間違えたかなとか、毎回ちょっとそわそわするポイントで。

    ポン。

    最初の一粒が弾ける音が、いつ聞いてもちょっと感動的なんです。

    そこからは、もうお祭りでした。

    ポン、ポンポン、ポポポポポン、と。

    鍋の中で豆たちが一気にお祭り騒ぎを始めて、ふたを軽く押し上げるくらいの勢いで弾けていく。
    鍋をゆすると、香ばしい匂いと一緒に、とうもろこしのほっこりした甘さがキッチンに広がっていくんです。

    音の間隔が空いてきたところで、すかさず火を止めます。
    完全に鳴り止むまで待つと焦げるので、ここはちょっと早めが正解です。

    火を止めたらバター10gを投入します。
    バターは事前にチンしておきました。

    バターを投入してからは、コクのある香りが立ちのぼってきて、これがもう本当にずるい。

    最後にカレー粉の混合粉を入れて、ふたをしてシャカシャカ振ります。
    鍋の中で粉が舞いながら、一粒一粒のポップコーンに絡んでいく。

    ふたを開けた瞬間に、湯気と一緒にカレーとガーリックの輪郭がはっきりした香りが、顔にふわっと当たって。

    「これだーーー!!」って、ひとりキッチンで小さく叫びました。

    私の家のキッチンが、完全にアラビアンコーストになっていたんですよ。笑

    風の音と、ポップコーンと、私だけの夜

    出来上がった鍋いっぱいのカレー味ポップコーン。

    深皿に山盛りに盛って、よく冷えたお酒も用意して、ソファに戻ります。

    外は、いつの間にか雨が止んでいました。
    代わりに風が強くなっていて、窓の向こうで木の葉がざわざわと擦れ合う音と、ときどきヒュウッと窓を撫でていく風の音。

    ポップコーンを一口食べると、カレーのスパイスが舌の上で広がって、すぐ後ろからバターのコクが追いかけてくる。
    ガーリックの香りが鼻に抜けて、そこに粉チーズのちょっとした甘みが乗ってきて。

    「うわ、おいしい」と、思わず声が漏れました。

    ディズニーシーで買うあの味と、まったく同じとは言わないですけど、自分で作ったからこその嬉しさが上乗せされていて、なんなら本家を超えている気すらしました。

    お酒を一口飲んで、また一粒口に運んで。

    窓の外の風の音を聞きながら、ひとりでこの時間を味わっていると、ふと思ったんです。

    友達は今ごろ、何をしているかな。

    ディズニーが流れた今日、彼女もきっと家でゆっくりしているんだろうな。
    たぶん、Netflixでも観ながら、コンビニで買ってきたものでも食べて、ぼんやりしているんだろうなと勝手に思ってます。

    その姿を想像すると、なんだか少しだけ、しんとした気持ちになって。

    予定がなくなったときの過ごし方って、人それぞれ違うんですよね。
    私はたまたまカレー味ポップコーンを思い出して、それを家で再現することにワクワクできたけれど、別の誰かは別の方法で、自分の今日を満たしているんだろうなって。

    そう考えると、予定が流れたって、別に何かを失ったわけじゃないんだと気づきました。

    ディズニーには行けなかった。
    でも、ディズニーに行っていたら絶対に味わえなかった時間が、今、ここにあって。

    風の音を聞きながらカレー味ポップコーンを食べるという、世界に一つしかない夜が、私の手のひらの中にある。

    予定通りにいかない日って、損した日じゃなくて、自分のために時間を使える日のこと。

    そして、自分のために時間を使うって、こんなに自由で、こんなに豊かなことだったんだなって、ポップコーンを噛みしめながら思いました。

    次に予定が流れる日が来ても、もう私は大丈夫です。

    だって、家で自分を幸せにする方法を、ひとつ手に入れたから。

    ディズニーに行けなかった休日が、家のキッチンをアラビアンコーストに変えてくれた日。

    予定通りじゃなかったけれど、いや、予定通りじゃなかったからこそ、今日は私にとって、忘れられない日になりました。

    1人分カレー味ポップコーンの作り方

    最後に、今日作ったレシピをまとめておきますね。

    材料

    • ポップコーン豆:25g

    • 油:大さじ1

    • バター:10g

    • カレー粉:大さじ1

    • コンソメ顆粒:小さじ1/2

    • 砂糖:小さじ1/2

    • 塩:少し

    • ガーリックパウダー:入れたほうが絶対おいしいです

    • こしょう:けっこう入れても合います

    • 粉チーズ:お好みで小さじ1

    作り方

    1. カレー粉、コンソメ、砂糖、塩、ガーリックパウダー、こしょう、粉チーズを先に小皿で混ぜておきます

    2. 鍋に油とポップコーン豆を入れて、ふたをして中火にかけます

    3. ポンポン弾け始めたら、鍋を軽くゆすってください

    4. 音の間隔が空いてきたら、少し早めに火を止めるのがコツです(完全に鳴り止むまで待つと焦げちゃうので)

    5. 火を止めたらバター10gを入れて、余熱で絡めます

    6. 最後にカレー味の粉を入れて、全体に混ぜたら完成

    ポイント

    味付け粉は、一気に全部入れずに半分くらいから味見するのがおすすめです。
    濃くしたいなら足しちゃいましょう。

    カレー粉は加熱中に入れないでくださいね。
    焦げると、ちょっと残念な味になっちゃうので。


    もしあのアラビアンコーストのカレーの香りを思い出した方は、ぜひ作ってみてください🍿

    きっと、自分の家のキッチンがアラビアンコーストになる夜が、あなたにも訪れるはずです♡

     
     

    さな

     
     
    20代美容オタクが、AIと投資も発信します🤍
美容も健康もマーケットも、気になったことをわかりやすくまとめていきます。
美容/NISA/資産形成/AI🌷 NISAは毎月5万円をFANG +に積み立てています💪 成長投資枠を使い切ることが今年の目標です。

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