花と詩
花と詩では自分が今までかかわってきた人と、お花を重ね、人の内面を絵として、詩として表現する。ここに登場する誰かと自分の内面を重ねてみたり、純粋に知らなかったお花の美しさ、花言葉を知ったり、たくさんの楽しみ方をしてほしい。誰かの心をあたたかくできますように。

ネコヤナギ
花言葉:「自由」「率直」「思いのまま」「努力が報われる」「親切」
この花と彼女を重ねたのは、彼女の願いが「思いのまま」であるように見えたから。彼女との出会いは、実践型インターンシッププログラムのシェアハウス。課題と四六時中向き合う40日間で、たくさんの話をした。最初は恐る恐るだったが、時間を共にするにつれ、バックグラウンド、考え方、感情の表し方などお互い心の内をさらけ出した。
その末に見えてきたのは、彼女と「べき」「場の空気」は深く強く長く共に生きてきたということ。彼女は幼少期から日本伝統芸能の世界に入り、多くの大人とともに稽古を重ねてきた。そんな日々の中で彼女は、「場の空気を読み、求められている行動をすべき」という思考を当たり前のものとして身に着けてきていた。そんな彼女のバックグラウンドを知ると、彼女の明るい笑顔の奥に少し苦しみを感じとることができるようになった。「この場を盛り上げるべき」「自分が我慢すべき」のように自分を内に抑えて彼女は生きてきた。決して彼女の笑顔は偽りではない。人を欺くものでもない。
だが、彼女が自分の想いのままの感情を表情に表す姿を私は見たい。
そんな彼女と笑いあいたい。
人のためにと努力し、自分を隠してきた彼女が自由に想いのままにいられますように。