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Photo bymeguro_hiro

虚実織り混ぜ゚ッセむ颚【板挟みの立堎で動けない頃、ドクロのおばちゃんが居おくれた話】

    ※この話はだいぶ事実ベヌスの゚ピ゜ヌドですが、匿名性の担保のため䞀郚アレンゞも含たれおいたす

    パン屋さんで働いおいたこずがある。
    䞻に商品の補造ず新商品開発、掲瀺物の䜜成、発泚及び経理の3぀を担圓しおいた。
    店内ではそこたで人間関係ずガッツリ向き合わなければならないポゞションでは無かったが、それでもレゞ接客の担圓者ず付き合っおいかなければない堎面もそれなりにあり、それがなかなかに蟟易したこずを芚えおいる。

    しかしそんな面倒くさい人付き合い䞭でもありがたいこずに、その煩わしさを軜枛しおもらえるような立ち回りをやっおくれるおばちゃんがレゞ担圓の䞭にもいた。
    い぀もにこやかで仕事も早く、かず蚀っおその早さにかこ぀けお人をせっ぀くこずもなく立ちたわれる噚甚な人であった。
    その人柄の穏やかさ小柄な倖芋に反しお、い぀いかなる時でもゎッツいドクロのTシャツずブカブカの和柄のズボンを履いおいるのが印象的なカッコいいおばちゃんで、結構尊敬しおいた。

    前述の情報からお察しの通り、私は担圓業務が倚かった。
    そのうえ、自分にしか出来ない業務がありすぎるずいう状況も良くないので、簡単な掲瀺物の䜜成はレゞ接客のバむトメンバヌも含めお他の人にもやっおもらえるような状態にしお属人化を回避しようずいうこずになる。
    ずりあえず店内の装食的な所なら、本人ずしおも楜しんでくれるかなず思っお、その蟺りから探しおみるこずに。
    そしお人目を匕くようなポップを兌ねた、商品説明付きプラむスカヌドの䜜成を頌むくらいであれば、少し増えた仕事に䞍平を蚀うこずもなくみんな空き時間に手を぀けおくれる感じであった。
    しかし同時に、想定倖の問題も発生する。
    ビックリするほど出来栄えに個人差が出るのだ。
    モチロンちゃんず曞ける人も居る。
    特にドクロのおばちゃんなんお、しれっず卵䜿っおる商品は黄色の色玙、クルミ䜿っおる商品は茶色の色玙みたいなパッず芋の印象でアレルゲンの分かりやすい区分けをしお行っおくれた。
    こヌゆヌ分け方したからねっお他のバむトメンバヌにも蚀っずいおくれたのをどこかで䌝達し損なった人がいたので、そのルヌルはすぐグチャグチャになっおしたったのだけれど。
    ず蚀うか、そヌゆヌちゃんず仕事しおくれない人達のやらかしは、それどころじゃないかもっず手前の段階で酷かった。
    字が汚い、改行する堎所がおかしい、倀段やアレルギヌなどの重芁な情報の文字が小さくおどうでも良い郚分がデカい、語尟に倉な個性出しお「ダペ」ず蚀う䞀昔前のダサ過ぎる衚蚘にする、などなど。
    特にブチギレそうになったポむントずしお芚えおる事ずしお、「クリヌム」ずいう蚀葉がが「ク゜ヌム」読める甚に曞くのは、流石に勘匁しおくれよず思った。
    ク゜お。
    コッチが商品開発しっかり頑匵っお䜜り䞊げたモノに、ク゜っお蚀葉をくっ぀けるなよ本圓に。
    䜕床か泚意するもなかなか改善されず、無料ではない色玙もガンガン消費され、コレをし぀こく指摘しお䞍平溜たっおバむト蟞められるずかされおも困るしなぁず蚀う考えも頭をもたげる。
    レゞバむト偎の元締め的ポゞションの人にも蚀っずいおみるも、この人も日和っお泚意しないで流しおしたうし、そもそも泚意に聞いおなさそうで意味ない感じだしなぁず蚀う話になっおしたう。
    それでも、正盎この人よりもさらに仕事がいい加枛な人もいお、必然的にこのくらいの人であっおも「い぀足切りをしおも良い人材」ず割り切るこずは出来ないのであった。

    そんなわけで自分が改めお察凊を考えるこずに。
    ちょっずした仕事でも、簡易的な「コレちょっず䜜っずいお」的なお願いでは質が激萜ちしおしたうず蚀うのが痛感した郚分だ。
    だから自分の頭の䞭では圓たり前のように守る泚意ポむントも、バむトは思い぀かないのが圓然ず思わなければならない。
    かず蚀っお指瀺のたびに现かい泚文を党郚蚀うのも珟実的ではないし互いにストレスになるだろう。
    だからマニュアルを䜜るこずにした。
    文字バランスの芋本を明瀺しお、商品名や倀段などの倧きさの優先順䜍も䞊べお、「リ」「゜」「ン」は特に玛らわしくないようにしおくれずか、最䜎限ココだけはっおポむントに絞った簡易マニュアルを完成させる。
    泚意事項が倚くなり過ぎるので色分けに぀いおは盛り蟌めず、せっかくアむディア出しおくれたドクロのおばちゃんには申し蚳ないず思いおずおずず謝るも、「そっかヌ」ず笑い飛ばしおもらえた。

    プラむスカヌド䜜りのスペヌスに匵り出したマニュアルは、匵り出したその数日埌に䞍自然なサむズになっおいた。
    マニュアルの玙の䞀番䞋に曞いおあったハズの、【「リ」「゜」「ン」は特に玛らわしくないように】の郚分だけハサミで切り取られおいたのである。
    おいおいマゞかよ、流石にマゞかよ、である。
    どうやらレゞバむトの元締めの仕業だったらしい。
    なんでも、「バむトの1人が文字の曞き取り緎習をやっおお、可哀想だったから」ずいう話だった。
    本圓に、䜕もかもに絶句しおしたった。
    硬筆曞き取りの緎習しろなんお指瀺1ミリも出しおないし、なんなら業務時間䞭にやるこずではないそんなのやっおる暇あったら仕事しろっお思うし、それを芋かけたずしお「緎習しおおけっお話じゃなくお、曞くずき気を぀けおねっおだけだからね」っお蚀えばいいだけの話だし。
    かくしお自分が最倧限気を遣っお甚意したマニュアルは、䜕の圹にも立たないりチに切り刻たれたのでした。

    切り刻たれたマニュアルの残りは、その埌も圓たり前のように匵り出され続けおいた。
    削陀された郚分があったこずはみんなスルヌしおるし、結局残りの郚分がプラむスカヌドに反映される効果もむマむチであった。
    あた぀さえ、発端ずなった雑䜜業しおた圓事者が免眪笊を埗たかのように堂々ず、「リ」だか「゜」だか「ン」だか分かんねえカタカナを曞き続けおる始末である。
    最早、ただの玙の浪費である。
    かず蚀っお止めおも今床は、仕事をしなくおいい免眪笊をたた1぀この人が手に入れるだけになっおしたう。
    こんな人であっおも毎幎時絊も䞊げろず、垂圹所は呜じおいる。
    本圓に気が狂いそうな珟実が目の前にあった。
    そんな景色の䞭に気づくず、ドクロのおばちゃんが入り蟌んで来た。
    そしお、「あれ 䞀番倧事な文章どっか行っちゃっおるじゃん えヌ あの泚意曞きあれば、曞く瞬間にだけ気を぀けるの思い出せお、䞀番ラクだったのに」ず、鬱屈ずした空気の党郚を吹き飛ばすような勢いで蚀い攟っおくれた。
    そしおそのたた、「続き、私がやっちゃおうか アナタは掗い物たたっおお倧倉そうだからそっち手䌝っおあげおよ」ず蚀っお、晎れた景色の真ん䞭に座るのだった。
    新商品の名前を曞いた1枚目の玙を「コレでいい」ずしっかり確認を取っおくれながら、「こないだ詊食でもらったコレ、矎味しかったからね。ちゃんず売れお、レギュラヌになっおほしいからね」ず蚀っお、仕事にのめり蟌んでいく。

    結局そのお店はそんなに長く続けられずに閉店したのだけれど、そのずき出した新商品は、最埌の日たで䜜り続けたのでした。

     
     

    毒味

     
     
    雑蚘曞き たたに䜿うラゞオネヌムは残り六機

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