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ゆっくりと回る世界

    水玉

    ゆっくりと世界が回った。

    万華鏡のように
    姿を変え、
    形を変える
    丸い世界。

    変わっているようで、
    変わらない。

    変わっていないようで、
    循環している。

    昨日あった点が、
    いつの間にか点と点を結び、
    線になっている。

    少し前に見た線は、
    今度は立体になっている。 

    そして次に見た時には
    立体だった形は崩れ、
    バラバラになった。

    バラバラになった点は
    四方に散らばり、
    また別の点と繋がりだす。

    繰り返し、回り、巡る。

    形を成して、繋がり、解ける。

    解けても、また繋がる。

    明日は、どんな形でもいい。

    それでも世界は、
    ゆっくりと回っている。


    お読みいただいて、ありがとうございました。本作はシロクマ文芸部さんの企画に参加しております。


     
     
     

    水玉

     
     
    日々の中にこぼれる思いや、 創作短編・被虐体験を綴っています。 苦みのあるブラックコーヒーのような記憶と、 甘さの残るカフェラテのような物語を、 言葉にして灯しています。 ★シンスケ@筆先案内人さんの「無茶ブリ道場」で銀賞をいただきました。

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