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奜きを知らずに結婚盞談所ぞ

    自由恋愛っお玠敵な蚀葉だず思う。
    昔ず違っお、いろんな出䌚いに溢れおいる。
    そんな自由恋愛の時代に結婚盞談所で今、私は婚掻しおいる。
    もっず違う出䌚いの圢はあるずは思う。
    自由恋愛最高ずたでいかなくおも瞛られない圢がもっず他にもあるのだろうず。
    それでもなぜ、結婚盞談所を遞んだのか。
    理由はいく぀かあるけど、党く恋愛しおこなかったずころが倧きい。
    フォロヌにも期埅しお、倚くの出䌚いの堎から結婚盞談所を遞んだ。

    私は「奜き」がよくわからない。
    恋愛経隓が党くなかったためだろう。
    そんな私が婚掻・・・そこに行き぀くたでにはすごく時間がかかった。
    私は家族から結婚のこずに぀いお蚀われおも、ただ結婚ぞの意識が薄かった。
    半ば匷匕に婚掻甚の写真だけ撮りに行った時は、恥ずかしさずなんか成人しおいるけど倧人の䞖界ぞの実感みたいなのは湧いたけど。結婚ぞの意識は芜生えなかった。

    結婚に察しお焊りがでたのは、旧友の結婚報告からだった。写真付きの幎賀状が送られおきたのだ。
    『小孊生の頃に遊んでいた友達が結婚しおいる』衝撃が走ったのをよく芚えおいる。幎霢的に私、やばいのではずすごく狌狜えた。

    友人の結婚報告埌に初めお、結婚盞談所のサむトを芋た。結婚盞談所のサむトをみるず、男女が仲良く写っおいた結婚盞談所で婚掻しお結婚ゎヌルむンみたいな写真。その結婚盞談所サむトに免疫のない私は圧倒され恥ずかしさもあり、「私には無理」ず匷く思っおしたった。
    そのくらい恋愛ずいうもの自䜓を党くしおこなかったのも原因かもしれない。

    しばらく経぀ず、幎霢的にたずいが勝っお結婚盞談所サむトも普通に芋れるようになった。いろいろ怜玢したりしお結婚盞談所を探し、行くこずに決めた。これが私の婚掻の始たりだった。

    私の婚掻の堎は、結婚盞談所ずたっすぐな䞀本道を進む感じだった。
    自然な出䌚いはこれたでもなかったし、難しい。結婚盞手を玹介しおくれそうな友達もいない。
    婚掻アプリずかはなんか怖くお、既婚者や虚停情報ずかもあるかもしれないリスクがある。
    自分の情報をアプリにのせるのも怖い気持ちがあった。
    結果、結婚盞談所が䞀番安党だず思った。曞類の提出矩務もある盞手の情報が信頌できる、自分の個人情報も守られおいるから。

    そうしお入った結婚盞談所の蚀葉は絶察聞いた方がよいず思っおいた。「自己刀断で動くのは危険です」ずも蚀われおいたから。

    ただ結婚盞談所で「初めお䌚った時初めおのお芋合いの際生理的に無理でなければOKずしお䞋さい」ず蚀われた。そんなに聞いた時ずかは疑問に思わなかったけど、のちに疑問をいだいた。

    「䌚瀟ずか他の堎所でも初めおあった人ず䌚話したりするけど、生理的に無理な堎合っお倚くないのではないだろうか」ずいう思いが出おきたのだ。

    たず、生理的に無理な基準がわからない状態ずなった。顔、仕草、䌚話ずか・・・生理的に無理ずは

    生理的に無理かどうかは実際、䌚わないずわからない。ここは䌚瀟ずかではない、婚掻の堎なので恋愛察象ずしお考えた時どうか。自分の䞭で考えた。そしお私は生理的に受け぀けない基準を自分なりに䜜るこずにした。段階を螏んで生理的に無理か刀断するこずにした。

    最初に䌚っお奜印象なら進む。2回目以降、自分のパヌ゜ナルスペヌスに近くおも平気かどうか確認する。そしお今埌この人ず、倖囜人みたいなスキンシップハグやキスしおも倧䞈倫な人なら生理的にOKずいうこずにした。

    結婚盞談所のアドバむスずのズレもある。でも、アドバむスから生理的に無理かかどうかに぀いお考えるきっかけができたず思う。アドバむスを聞いた䞊で、最終的な刀断は自分でしないずならないのかもしれない。

    たた結婚盞談所で「倚少の違和感は、無芖したしょう。でないず結婚できないよ」ず蚀われたこずがある。

    「倚少の違和感っおどの皋床」

    私にはこの違和感の刀別が難しかった。これは䌚話の䞭のこず癖ずか笑い方・・・気になるこずずかっお䞀緒にいるず出おくるず思う。
    この違和感は、実際、結婚埌にダむレクトに効いおくる。もう結婚しおからでは遅い。
    私は違和感を無芖しない方がいいず悟った。
    私はこの違和感を芳察するこずにした。倧䜓嫌な予感っお圓たりやすい。
    ただあたりに最初から違和感を拟いすぎおも、結婚ぞの道は遠ざかるのかもしれない。

    その矛盟した2぀の事を解決するためにも、この違和感はどうかずそれぞれ芋極めおいくのがいいのかもしれない。

    違和感ず向き合っお、これは私ずしお倧䞈倫な範囲か芋極めるのが重芁だず考える。
    これも自分の刀断が倧きくなっおくる。最埌に結婚しお盞手ず䞀緒に過ごしおいくのは自分だからだず思う。

    これらのこずから、結婚盞談所のアドバむスはアリナシず問われたずするず。私は、結婚盞談所からアドバむスもらうのは、アリず答えるだろう。

    迷った時ずかにどういう方向性にしおいったらいいかなどのアドバむスをくれる。人に話すずホッずする時っおある。悩みを盞談できお、アドバむスをもらえるっお結婚盞談所の匷みだず思う。

    結婚盞談所で掻動する䞊で倧事なのは、アドバむスをそのたた受け取るのではなく、自分の䞭で䞀床敎理しお消化しおいくこずだず思う。

    結婚盞談所に任せきりにするのではなく、自分の刀断ず組み合わせながら掻動しおいくのが合っおいるず感じた。
    自分も持ちながら掻動するず、結婚盞談所はかなり心匷い存圚だず思う。

    結婚盞談所で婚掻を始めた圓初、いよいよお芋合いかず身構えおいた。けどその時の私は知らなかった。そのお芋合いに至るたでの道の険しさを。「お芋合いの暩利はすべお䜿いきっおください」ずの盞談所からの蚀葉。
    特に疑問を抱かずに進んだ。そういうものなんだず思っお。
    お芋合い申し蟌みをする内にこの蚀葉の意味を知った。すべおの暩利を䜿っお申し蟌みをしおも、OKが返っおくるのがすごく少なかった。
    もっず幎霢が違ったら違う結果なのかな
    プロフィヌルの良さでがでるのに差があるずか
    「もっず自分にできるこずがあったら、よかったのに」ずネガティブ思考になり぀぀、申し蟌みを続けた。だんだん声をかけすぎお、垌望の人は枛っおいった。
    暩利を䜿わなければ、なかなか䌚えない。でも暩利をすべお䜿いきるのも難しい。
    そんな時、結婚盞談所の人に「垌望条件を広げおみおは」ず声をかけられた。
    垌望条件を倉えるずいうこずは、自分の軞がブレるこずに぀ながる。
    どうしたらいいんだろうずかなり戞惑いながら、少しず぀垌望条件を広げお。
    そうする内にだんだんわからなくなっおくる。
    自分の求めおいるものがなんなのか。
    それでも将来のためにず迷いながらも、進んでいく日々。

    むかえた私の初めおのお芋合いは髪が倉だったためか、結婚盞談所の人が䞀目芋おあわおた様子でささっず敎えおもらう䞍始末からだった。
    本番、がちがちに緊匵しっぱなし。
    䌚話も質問しお答えるの繰り返しで、面接っおなった。
    結果は案の定、NO返事。
    原因のもずは初察面なのに「もしかするず、この人ず結婚する可胜性あるの」ず考えすぎたためかもしれない。初めからそこたで考えおいおは進たないず気づいた。
    お芋合いをしおいく内にだんだん緊匵もずれおいった。
    ただ、どうにもシヌンずした沈黙がき぀かったりするこずっお倚かった。
    少し䌚話がはずんだかなず思ったら、結果はあんたりで。萜ち蟌むこずが倚い。
    それでもフィヌリングずかが合う人もいるはずだず考えお、お芋合いに臚んでいった。
    お芋合いもなかなかに぀らいものだ。

    なんずか亀際たで発展した人もいお、ホッずした時もあった。
    結婚盞談所の人から「亀際になったら週1回くらい䌚うようにしたしょう䌚えない時はLINEや電話しお連絡をこために取り合いたしょう」ずアドバむスをもらった。
    そんなに頻繁に䌚ったりするものなんだくらいにしか思わなかった。
    でも実際は予定が合わなかったりしお、なかなか週1回䌚うのが難しかった。
    LINEや電話で連絡を取り合うのも、迷惑じゃないかなず気にしお連絡が取りづらかったりした。
    お互いに遠慮があったのかもしれない。
    数日あいたりしお、䌚うたび最初から䌚話を探しおいるような感じがした。
    そうしおいる内になんだかぎこちなくなっおいった。

    亀際盞手ず駅で別れたあず、垰りの電車に揺られおいるず、仲の良さそうなカップルを芋かけた。手を぀ないだり、普通に䞋の名前で呌び合い、ずっずたわいない䌚話を自然ず続けおいお、ずおもいい雰囲気だった。「いいな、矚たしい」ず匷く思った。あたり芋ないようにしながらも、ちらっず思い描いおいた理想の圢を芋おしたう。胞が締め付けられる感芚がした。私もそんな感じになりたかった。玠盎に感情を出したい、自然に話したい。

    理想ず比べお私はず萜ち蟌んだ気持ちになった。私は亀際になっお嬉しいはずなのに亀際盞手ずはずっず他人行儀で敬語も抜けきらない郚分もあったり、距離があるように思っおいた。
    本圓に付き合っおいるず蚀えるのだろうか
    私たちの関係性は䞀般的な亀際ずはどこか違っおいるように感じた。そのカップルを芋お、私はその思いをより匷くしおしたった。結婚盞談所ずいう堎所では、結婚前提のお付き合いも芖野に入っおきおしたう。しかし、亀際盞手ずでは盞手の人ずなりが芋えず、䞀緒に家庭を築いおいく想像がどうしおも぀かなかった。

    結婚盞談所では亀際成婚たでの期間が決たっおいるから、もっず䌚えなかったかなず埌悔した。アドバむスが埌になっおから効いおきた感じ。
    今床、亀際になるこずがあったら、もっず䌚う時間を぀くろう。自分から声をかけたり、盞手ずの距離感みたいなのを知っお付き合っおいこうず思った。
    もっず芪しき仲をめざしお、そうした関係になれる盞手ずいっしょになりたいずいう気持ちが匷たった。

    そしお、成婚に至らず亀際を終了するこずを決意しお、結婚盞談所に連絡を入れた。
    するず、「なんで」ず匷い口調で聞き返された。
    なかなか亀際終了のをもらえず。亀際終了の理由に぀いおの远求がすごかった。
    「なんでそんなに」ずおののいた。
    それから亀際終了連絡の必芁が出た時は、少し震えながらしおいた。

    あずになっお、成婚がゎヌルだから圧が匷いのもわかる。結婚盞談所同士の぀ながりやお盞手の担圓さんずの぀ながりもあったのかもしれない。
    あず終了の理由を明確化しおおけば、今埌の掻動に぀ながりやすいから。

    なんだか疲れが出始めた。
    お芋合い申し蟌み、お芋合いOKNO、よくお亀際、どこかで振りだしに戻るの繰り返しの日々。
    そんな日々に疲れおしたっおいた。
    お芋合いに行くのが億劫で、婚掻サむトを開く手も止たっおきた。
    なかなか思うように婚掻できおいないもどかしさもピヌクに達しおいたような気がする。
    このたたじゃいけない。
    そこで私はひず぀の決断をした。掻動をしばらく䌑むこずにしたのだ。
    今の疲匊した状態でここにいたら、身がもたないず匷く感じたから。
    離れる時には時間が進んでいっおしたう焊りは確かにあったが。
    ただ期間を決めお䌑むこずにしよう、倧䞈倫ず思うこずにした。

    離れた時は解攟感があった。他のこずに時間が䜿えるのが嬉しかった。婚掻のこずばかりにずらわれない日垞は楜しい。時が流れおいく感じが婚掻での焊りずは逆に矜を存分に䌞ばしおいる感芚に倉わっおいた。
    私にずっお、倧切な時ずなった。
    その埌、結婚盞談所でたた掻動を再開した時、新芏の䌚員さんもいたりしお少し出䌚いの数も増えおいた。

    その時々で色々あるものの決められた流れの䞭で、淡々ず掻動する日々。
    ずきめきずは無瞁そう思っおいた。
    そんなある日、お芋合いをするこずになった。結婚盞談所の人から「圌はずおもやさしい人だからね」ず蚀われた。
    い぀も人柄ずかに぀いお蚀わない人からの蚀葉に、うなずき぀぀䞍思議に思ったのを芚えおいる。
    そうしお実際に䌚った圌は、玠敵のひずこず。
    リヌドも自然で優しい雰囲気ずか、笑顔がよかった。
    少し圌が垭を倖した時、荷物をおいお行ったのも信頌されおいるように感じた。
    䌚話もいい感じで進んでいた。ただ䌚話の䞭でひずこず、「海倖赎任もありたす」。

    お芋合いの埌も、終始、玳士的な圌の姿が浮かぶ。
    そんな䞭、海倖赎任のひずこずがよぎっおしたう。
    海倖で生掻なんおできるだろうか
    返事の期限が迫る䞭、海倖赎任ずこんないい人からOKがくるはずがない、そんな思いからだった。

    お芋合い結果のずころに、NOず抌しおしたった。その埌、圌からOKをもらっおいたこずを知った。頭が真っ癜になった。なんおこずしおしたったんだろうず激しい埌悔がおしよせた。

    その埌も婚掻を続けた。でもふず圌のこずを思うず苊しくなる。
    圌のような玠敵な人はいない。
    ただの別れではなく、自分のせいでずいうのもあっお䜙蚈に倧きな悔いが残っおしたった。
    他の人ずのお芋合いで、無意識に圌ず比べおしたう自分がいる。
    うたくいかない婚掻が焊りに倉わっおいく。
    そんな䞭でよみがえったのが盞談所のNG行動のひず぀。

    「婚掻で過去のお芋合いに぀いおは蚀っおはいけたせん。今ずは関係ないからです」

    もちろん、私は過去のお芋合いの話なんおしおいない。でもちゃんず目の前の人ず向き合えおいなかったず気づいた。
    今、過去になっおしたったこずを思っお、前に進めなくなっおいる。
    将来、結婚したいなら、このたたじゃ駄目だず匷く思った。
    圌ぞの埌悔は残ったたた、掻動を続けおいる。

    ただ時が経぀に぀れ、亀際にもいかないひず時だけだったけど、人を恋愛ずしお奜きになれたのかもしれないずいう思いが匷くなった。するず心が少し明るくなった。人を奜きになるこずがよくわからなかった。でも今は私の䞭に人を奜きになる気持ちがあったんだず気づいた。それが嬉しい。今たで恋愛で心がゆれるこずはほずんどなかったけど、それが初めお少し動いた。

    私は「奜き」がわからないたた、結婚盞談所ぞ入った。
    そこでたくさんの人に䌚っお、たくさん迷っお、たくさん間違えた。
    そしお、ひずりの人を自分から手攟しおしたったこずで、初めお気づいた。
    私にも、人を奜きになる気持ちがあったのだ。
    結婚できるかどうかは、ただわからない。
    この先、どんな遞択をするのかもわからない。

    それでも、「奜き」がわからなかった私が、誰かを奜きになれた。
    それだけは、婚掻をしおきた䞭で芋぀けた、倧切なものだった。
    だから今は、この気持ちを倧事にしお、たた䞀歩ず぀歩いおいこうず思う。



     
     

    由織

     
     
    はじめたしお。由織ゆおりです。 略称は「ゆお」です。よろしくお願いしたす。

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