「気持ちいい」
「こら、腹揉むなし!気にしてるのに!!」
急に後ろから抱きつかれ、あげくお腹の肉を両手で鷲掴みにされた。
「女の子のお腹のこと、ラブハンドルっていうの知ってる?」
「知らん、何で?」
「恋人が掴むからだって」
「あんたはいつから私の恋人になったのさ」
「今から?」
「え、私、今告られてる?」
「うん、告ってる」
「えー……」
「ダメ?」
熱い吐息を耳に当てられ、私の顔が赤くなっていくのを感じた。咄嗟の照れ隠しに、私のお腹の上にいつまでもある彼女の両手を掴み、縦列したまま足早に教室を出ようとした。
「お、初デートはドライブかな」