
わっぱ弁当丸2年
まだ、夫も私も健康でせっせと働いていたころの話。
出張の多い私は、夫にお昼のお弁当を作り続けていた。

朝5時の出勤に合わせて4時過ぎには起床。
寝る前に炊飯予約していたご飯は4時に炊き上がるよう設定。

メニューは寝る前にだいたい決めておくのであとは都度差し色を考える。

はじめこそ大喜びしていた夫だが、そこは、コンビニ大好きな夫。
徐々に一緒に働いていた息子に
「食べるか?」と、渡す日が多くなりだした。

そんな日々が続いたある日、空の弁当箱を返しながら
「もぉええわ」
の一言で、お弁当作りは終わってしまった。

ショックだった。

あれだけ喜んでいたのに……。

毎日、2つとして同じものを入れることはなかったのに……。

甘いもの、辛いもの、酸っぱいもの、肉、魚、野菜、果物……。

自分を褒めてあげたいくらいにいろいろ考えた末にできたお弁当だったのに……。

………そうだ!
たまにはお弁当を作ってお供えしてあげようかな………。
『もう要らん』って言うかな?

それとも仲良くなった友達にあげるかな?