
過去と向き合いながら、アラサーは学び始める。
【前回の記事】
六畳一間のボロアパートで
泣き崩れた。
初めて、
何かに挑もうと思った。
(※前回の記事はこちら↓)
当時27歳。
私は社会福祉士という資格に
挑もうと思った。
幸い、
重度訪問で4年の実務経験があるため
養成学校に入学することができた。
9年ぶりに何かをきちんと学ぶ機会。
座学。
グループディスカッション。
レポート。
レポートなんか初めての機会だったから、
ネットや参考書で漁るほど学んだ。
自分の中で形ができると
スイスイ書くことができて
なんか、楽しくなった。
あぁ。学ぶって楽しい。
初めての感覚。
ただ、
一つだけ辛くでどうしようもないことがあった。
それは過去と見つめあうこと。
私の過去はそんな良いものではない。
DVを受けながら子守をする。
簡単にいうとそういうものだ。
睡眠時間2時間で中学に行く。
その時の記憶はあまりない。
そんな過去を見つめあうのが
辛くてしょうがなくて仕方なかった。
蘇らせたくない過去。
考えたくもない過去。
そもそも触れたくもない過去。
制度を学べば学ぶほど蘇る。
辛いってものじゃない。
泣きながら覚えた。
到底一発合格はできず2度落ちた。
もちろんいまだに合格はできていない。
途中、
初心を戻すために。
原点に戻るために特養に就職した。
今は、救ってくれる周りがいる。
私が辛かった夜勤を共感してくれる仲間がいる。
殴られる、
罵倒される。
そんなのは変わらないが、
高齢者の独特なかわいさがたまに見える。
それが独り身の私からして少しの救いだった。
なんだかんだ、
介護は嫌いでも嫌いじゃない。
利用者さんの突拍子のないことで焦って、
利用者さんの突拍子のないことで笑える。
この前なんか、
100歳のおばあちゃんがいつも介助されて
ご飯を食べてるのに、
いきなり自分で食べ始めた。
職員同士で驚いながら笑っていた。
「〇〇さん。すごいよ! がんばれ!」
食事の半分ほどエプロンに落としてるけどね。
そんな姿見れるのは介護士の特権だろう。
さぁ。
今宵も100歳のおばあちゃんのように、
こぼしながら酒を飲み干そう。

【次回予告】
7時から動き出して、
3時まで漫画を読んで、
5時から酒を飲む。
ボロアパートで私という
1日の物語が終わる。
主人公みたいにすごいことは、
起きない。