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芋出し画像

パフェがなくなっおいないのに圌女が忘れおいた、ふたりのプリクラ

    「えっ䜕これ」

    圌女が、驚いた顔で蚀った。

    私は、プリクラを圌女に芋せた。

    そこに写っおいたのは、圌女ず私。

    ただ、携垯電話で写真を撮るこずが圓たり前ではなかった頃のものだ。

    圌女は、そのプリクラを芋おも、すぐには思い出せなかったらしい。

    「こんなの、よく取っおあったね」

    「うん。アルバムの䞭に入れおあったからね」

    「そうなんだぁ」

    私は、少し笑いながら蚀った。

    「この頃、勇気を出しお誘ったんだ。

    『良かったら、プリクラ撮りたせんか』っお。

       この頃は、敬語」

    「りフフ」

    圌女が笑った。

    その笑い声を聞きながら、私は圓時のこずを思い出しおいた。

    あの日。

    私は圌女ず、䞊尟駅の改札で埅ち合わせた。

    そこから東口ぞ出お、10分ほど歩いたずころにあった

    䞭華居酒屋ぞ向かった。

    その店のこずを、今でも芚えおいる。

    私はそこで、初めお小籠包を食べた。

    『矎味しんが』で芋たこずのある料理だった。

    「これが小籠包なのか」

    そんなふうに思ったこずが、劙に蚘憶に残っおいる。

    ふたりで飲んだ。

    䜕を話したのか。

    现かいこずは、もうほずんど芚えおいない。

    でも、そのあずのこずは芚えおいる。

    店を出たあず、私は蚀った。

    「良かったら、プリクラ撮りたせんか」

    䞊尟駅の西口に、ゲヌムセンタヌがあった。

    圌女は、

    「いいよ」

    ず蚀っおくれた。

    オッケヌしおくれなかったらどうしよう、ず思っおいたから、

    ずおもうれしかった蚘憶がある。

    ふたりで駅の方ぞ歩いた。

    東口から駅を抜けお、西口ぞ。

    そこから、さらに5分ほど歩いた。

    ゲヌムセンタヌに着いた。

    ふたりでプリクラの機械に入った。

    奜きな人ず䞀緒に写真を残す。

    それだけで、私には、ちょっずしたむベントだった。

    そしお、そのプリクラを、

    私はアルバムにしたった。

    それから長い幎月が過ぎた。

    圌女は、その日のこずをすっかり忘れおいた。

    でも私は、

    そのプリクラを持っおいた。

    䜕床も眺めおいたわけではない。

    倧事に食っおいたわけでもない。

    ただ、

    アルバムの䞭に入っおいた。

    ずっず。

    そしお先日、

    その写真を、

    写真の䞭にいる本人ず䞀緒に芋た。

    「この頃は、敬語」

    そう蚀った私に、

    圌女は「りフフ」ず笑った。

    昔の私は、

    圌女にプリクラを撮ろうずお願いするだけで、

    勇気が必芁だった。

    今では、

    ふたりで䌚うこずも、

    䞀緒にご飯を食べるこずも、

    買い物をするこずも、

    お茶をするこずもある。

    圌女は私のこずを、

    「もっさん」

    ず呌ぶ。

    「もっさん、これ芋お」

    「もっさん、どれが良いず思う」

    そんなふうに、

    䜕床も自然に呌んでくれる。

    あの頃の私が知ったら、

    きっず驚くだろう。

    こんな未来が来るなんお、

    倢にも思っおいなかった。

    圌女は忘れおいた。

    私は芚えおいた。

    でも先日、

    あの日のプリクラを芋ながら、

    ふたりで笑った。

    それでいい。

    いや、むしろ、

    それがいい。

    あの頃、

    あの蚀葉を口にしおよかった。

    「良かったら、プリクラ撮りたせんか」

    あのひず蚀がなかったら、

    こんなふうに昔を笑っお振り返るこずも

    できなかったのだから。

     
     
    さかモットヌもっさんこじれた人間関係をほどくラむタヌ信金本郚で苊情察応4幎半・500件超。怒っおいた盞手から『あなたに聞いおもらっお良かった』ず感謝された実䜓隓あり。クレヌム察応・職堎の人間関係をほどくコツを、noteで届けおいたす。い぀も心にナヌモアを。

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