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Photo byapt_robin7991

「䞀番助かっおる。よかった」っお蚀っおもらえる幞せ

    菜桜さいさくらです。
    この蚘事に觊れお䞋さりありがずうございたす。

    今幎の月に幎間勀めおいた䌚瀟を蟞めたした。
    立ち止たった盎接の理由は、乳がんの再発なのですが、治療のために䌑職しおいた幎間は、
    吊応なく自分自身ず向き合う事ずなり、自分の今、自分自身、に぀いお考え、䌚瀟員生掻に区切りを付けたした。

    自分の考えで、自分の気持ちで蟞める決断をしたした。
    家族や叀い友達には、決断たでに、その時の揺れる気持ちや、自分の状況に぀いお
    深刻にならない、真剣な蚀葉で、思いや考えを話しおいたした。

    幎ずいう、決しお短くはない䌚瀟員生掻、定幎たであず少し、なんずか勀める道はあったかず思いたす。
    でも、定幎たでの代最埌の貎重な時間を、”䌚瀟員ずしお過ごす”のか、”別の時間を過ごす”のか、心底迷いたした。

    決断するのに、最も重芁な刀断基準は、
    䌚瀟で過ごした堎合に、果たしお、充実した時間が過ごせる、その䜓力ず気力があるかどうかずいう事でした。


    私は、自分のやっおいる仕事が奜きでした。人間関係も悪く無い堎所でした。
    しかし、仕事には、どうしおも、競争や、意芋の違い、立堎の違いにより、ある皋床”戊い”が䌎いたす。
    䞀぀のプロゞェクトをやり抜く力、気力・䜓力が必芁です。
    そしお、評䟡がありたす。これから䌞びる可胜性があるのか。䜕か垌望はあるのか。

    これらを党お考えた時、私のこれからの人生、生掻の党おを掛けお、仕事に戻ったずしおも、
    戊い、力、評䟡、どれも埗られないずいう事を悟りたした。そんな状態で、ここに自分の人生を掛ける事が、
    私の生きる事なのか。それは、必芁な事なのか、やるべき事なのか。
    䜕床も自分に問い、揺れる気持ちを抱きしめ、ただやれるず自分を錓舞したり、もう駄目だず匱気になったり
    今たでの事を振り返っお、反省したり、埌悔したり、眠れない倜を䜕日もすごし、考え抜いた末に、
    私は、䌚瀟を蟞める決意をしたした。生涯においおずおも倧きな、倧きな決断でした。

    それたでの私の生掻は、䌚瀟のスケゞュヌルに合わせお展開しおいたした。
    家事も育児もしおいたしたが、垞に、明日、䌚瀟に行くためには ず動いおいたした。
    そんな私が、蟞める時期も、理由も、これからの事も玍埗の䞊で決断したした。

    そしお、い぀も、働く私をフォロヌしおくれおいた、䞡芪には、決断埌に䌝えたした。
    䞡芪が居なければ、私はここたで、䌚瀟員ずしお働いおは来られなかった。
    それは、はっきりず自芚しおいたす。

    い぀もい぀も、私ず、子䟛たちの健康ず幞せを願っお、私の䌚瀟生掻に合わせたフォロヌを
    やっおきおくれた䞡芪。

    ずもするず、仕事に没頭しおしたいがちな、私にブレヌキをかけおくれたり、
    力を抜く時間や堎所を䞎えおくれたり、もちろん、子䟛のお迎えやご飯、お䞖話は、
    い぀でも頌れる心匷い味方ずしお、電話䞀本で、駆け付けおくれ、やっおくれたした。

    この䞡芪のフォロヌが、色んな事に远い蟌たれおも救っおくれお
    自分で自分を远い詰めおも、䌑める堎所だったのです。
    心を壊さず、子䟛の事を、愛おしい、かわいいず思いながら育おるこずが出来たのです。

    私が、仕事を倧切にしおいるこずは、䞡芪も、家族も知っおいたした。
    業務をきちんずやるのはもちろん、仕事にかかわる勉匷や、掻動もいろいろずしおいるこずも、
    知っおいたした。い぀もギリギリで、䜕かに远われる様に生きおいるこずも知っおいたした。

    だから、最埌たで、定幎たで勀めるものず思っお、子䟛が倧きくなっおからでも、
    思春期の子䟛ぞの察応や、健康、受隓、トラブルなどに぀いお、䜕でも話しお、䜕でも受け取っお
    もらっおいたした。

    だから、私は、䞡芪には、䞀蚀も盞談できたせんでした。
    蟞めるかどうか、迷っおいる段階では、話せたせんでした。
    あんなに、たくさん、い぀でも、色んな時間を䞀緒にここたでやっおきたのに。

    きっず残念がるっだろうな、そしお止められるんだろうな。
    だっお、やっぱり、私たちの幎代は、”定幎たで勀めあげる””䞀぀の䌚瀟を党うする”
    ずいう事が、䌚瀟員ずしおの倧きな目暙の䞀぀であるこずは、間違いない事ですから。

    私は、盞談ずいう圢は、党くずらず、決断したこずを䌝えたした。
    「月いっぱいで、仕事を蟞める」

    䞡芪の反応は、それぞれでした。

    自身も䌚瀟員だった父は、「定幎たでもう少しやから行ったらどうや、もうちょっず力抜いお」
    ず、せっかくここたで、やっおきたのだから、ずいう思いからの蚀葉をくれたした。

    察する母は、「うん、もういいんちゃう、子䟛のこずみたり、自分の奜きな事したら、䜕でも」
    い぀もい぀も、私の䜓や、子䟛の事を心配しおくれお、䜕でも受け止めおくれおいたからの蚀葉です。

    どちらも、本圓の私の状況を知っお、私の気持ちを知っおいおくれたから、
    嘘のない、心からの蚀葉でした。

    私は、二人に「うん、ありがずう、決めたから、月で蟞める」ず、もう䞀床、䌝えたした。

    「そうか。幎か、長いなぁ。お疲れさん。な」ず。


    そしお、䌚瀟を蟞めおから、
    そんなこずは、お互いに思っおいなかったのですが、父の免蚱返玍の時期ず重なり、
    車で通っおいた病院ぞの送り迎えや、付き添いに行く様になったのです。

    そしお、知り合いからの「そろそろ、介護申請をしおおいた方がいいよ、なんかあったら䞀人では倧倉やから」
    「垂ずか、公の機関に、ここに高霢者が䜏んでいるずいう登録がされおるず埌々、䜕でも察応が早いから」
    ずいう蚀葉に、背䞭を抌されお、ただ倧䞈倫ず思っおいた、介護申請をしたした。

    するず、介護未満の”芁支揎”の刀定が぀き、ケアマネさんが぀いおくれお、電動ベッドを借りたり、手すりを付けおもらったり
    圚宅リハビリに来おもらったりず、いろいろな支揎の手配が、進んでいきたした。

    ただ、これらの手配の為の手続きや、連絡が、それなりにいろいろあっお 
    私にずっおは、䜕でもない事なのですが、䞡芪には、ちょっず面倒だったり、ややこしく感じたり、玍埗に時間がかかったり
    するような事でした。
    そこで、わたしが、間に入っお、予定の調敎をしたり、内容の説明をしたり、蚪問されるずきは立ち䌚ったりず、
    自然ず間を取り持぀様になりたした。

    最初の頃、私は、「䞡芪のお䞖話の為に蟞めたわけじゃないのに」「自分のこれからも決たっおいないのに」
    なんお、思ったりしおいお、ちょっず埮劙な気持ちを抱えお、関わっおいたのです。

    そんなある日、父が、ふず 
    「蟞めおくれお、䞀番助かっおるのは、自分たちやな、よかったな」ず母に向かっお蚀ったのです。
    母も、「うん、なんか心匷いわ。い぀もいおくれおるっお思ったら」ず。

    その蚀葉を聞いお、もやもや、埮劙な気持ちが、すっず消えおいきたした。
    䞡芪の蚀葉のそのたたに、感謝の気持ちを受け取ったのは、もちろんなのですが、
    私は、この人たちの”圹に立っおいる””私ずいう存圚を、必芁ずしおくれおいる”
    そのこずを、感じさせおくれた。そのこずが、私の肩の力をすっず抜いたのです。

    䌚瀟を蟞めお以来、倖に出お仕事をしなくなっお、収入も瀟䌚での圹割もない私、
    ”自分の時間を自分の為に生きるんだ”ず、そう、心に決めお、自分自身、玍埗しお䌚瀟を蟞めた私。
    だけど、心の奥底では、
     私、今の私は、誰の為にも、䜕の圹にも立っおいないんじゃない
     このたたこの生掻しおおいいの
     生きるっおこういう事でいいのかな
    ず思う気持ちが、あったんだず思いたす。
    これたで、ずっず働いおきお、収入があっお、自分で生きおいるんだ。ず自負しお、走っおきた私。
    無くなっおみるず、その䟡倀が、䞋がったような、そんなこずは無いっお解っおる぀もりでも、
    自分の人生なんだから、奜きに生きたら、いいず意気たいおも、やっぱり、そう思っおいた。

    そんな私に、「よかった」ず蚀っおくれた䞡芪。
    ありがずう。

    なんか、やっぱり、ただただ、救われおいる。フォロヌされおいる。
    䜕時たで経っおも、いく぀になっおも、私はやっぱり、この人たちの子䟛なのです。

    い぀でも、認めお欲しくお、い぀でも芋おいお欲しくお、思い切り甘えたくお。

    これから先、䜕幎話せお、い぀たで䞀緒に居られるか、わからないけど。
    どうなるか、䜕も予想は出来ないけど、今は、今この時を、䞀緒に過ごせる

    䞀緒に過ごせる。

    「䞀番助かっおる。よかった」
    もう、䞀番の蚀葉をもらったね。
    これからも、䞀緒に、ね

    ありがずう。







     
     
     
    兵庫に䜏んでいる50代。新卒から同じ䌚瀟に勀めお35幎、病気が再発し、やっず自分に向き合い、自分の意志で退職。家族でも、他人でも、仕事でもない、自分自身を芋぀めお、「今の」自分を感じお、これからの生き方を考えおいきたいず思いたす。そしお、人の圹に立おる事がしたいず思っおいたす。

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