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啓蟄

    今は 古き
    蛙声も わすれぬる
    底 なりし 底
    わかれて 出ずるときの うれしや
    せいせいの風
    つぼむ 枝先
    夢 ひとつ ふたつ と かぞえん
    あお
    松が 吹く 春日野
    ゆるりと 迎へたは
    若い角

     
    【鎌倉の天気】
     かすみ きえぬる岬に はれ
     千鳥うたいし おが はるつとふ


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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