メインコンテンツへスキップ

オゥムヴァ(影)

    毀れたココロの井堰
     天辺は割れて
      さざら 千日の土砂降り のち
    愁雲 ふたたび万里に散じ 今日こそは
       朝霧の 晴れるらん
    キミ 逆運を縁起となすものよ
    貧しき漁港に降りる 晩霞のごと
     あきらめぬ
    伸ばした我が腕の その影を待つ人は たれか

    紅葉さえも 千秋 もやす哀愁の涙となって
     せせら 竜田の川水を染め残すようなもの
    と 誰が言ったか知らないが
     首を刈る人らが をこつり竿
    未熟なりきココロの囮が まだ と 哀求する
    瞼に焼き付いた あの頃の残像が
    虹の銀嶺のように 消えない  それは
     いまだ 長大なる あの夢の影をのこしているから


     ▲ 雪男の記事一覧

     
     
     

    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

    あなたへのおすすめ