月は馨しき 久かたの上天 萬壽と
さ いえども 聖パシュパティナート
餅の五十日 わずかに 朝桜ちらす眷族ありき
あたたむカソイロハが ほいやり 炉にあたる
にほひ 麗麗 浅春の花の如き
如幻清鏡 うつしたる ありき日の 黒い瞳
おぼおぼしき足手影 さらさらと かくは はかばか 顕れし
その芳姿や 大士智徳の憐れむべきところ
と キミを 薄明に覚えてありき
早い春に別れて後 浮き雲は 浪浪空漕
残曛 いまだ 眼縁に紅く ゆく雁の音に 潸然と雫く
ハヤテ風 ちらした キミの髪を 思いては 思いては
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