―― 道をゆとれば たまさかの即興あり
刎頚の閑徒も皮つきて 艸の弱冠を浪せば娑婆界
いざ 落句 下簾の仙郷を下らん
燕口の青鳧を失くさば 勤学院の雀 帰陣の法螺を聞くなり
自家薬籠の華佗たるや 煙火に紅塵の多し
山吹の慶弔もちいて 宇古万を押摺り つくし つくせば
馬鈴草 不往生の百骸 青山の洞を出ずるべくもなし
貝多羅葉の下 汪汪涕涙 意馬心猿の多きことを知りぬ
浮雲 山家住に留まりて 旦暮
鳥箒 煢独の愁魔を払いて 片時
狷介の頭目よ 功名一片の遺憾を憐れむべし
無比なる吾が神随は ささがにの 雲の
しらたまの 霞の と 抹殺過を被る
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