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空蝉

    すきとおす
    儚き 我が門に 登りきぬ
    逢ひて
    わかるる
    橘のした 遺せしは
    さらば とさわく
    晩夏の 夜の 儀式なれど
    かなしき命の 捧げ ひとつと、
    声 きき給へ

     
    【鎌倉の天気】
     夕暉をあらふ 浪もしづか
     荒ぶる入道の 立ち去りしあと


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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