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麦の芽

    霜の宮姫が うたげ
    悲しみの 琴 こほり、
    蒼穹に たつころ
    次代の 目覚め こそ
    さす陽光の 恵みて
    冬をも 焦がさむ、と
    実る夢の 多かれ
    なかまに 揺られて
    豊穣祈願は うれし、と
    仔鼠の あと もういくつ
    若立ち かぞへて
    微睡み 眠らんや

     
    【鎌倉の天気】
     冬はこぶ 帆は みなみにて 暮れちかし


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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