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スーレェ(ヤナギ)

    ハナツツミ ハナツツミ
    春 うれし
    セリジエは?
    花団子 桜餅 ひとひら
    尽きて なお
    ハナツツミ
    わたしのセリジエは どこへいった?

    此岸は スーレェの堰堤
    夏が ながる ながるる
    スーレェや 光や
    糸に連なるは 翡翠 瑪瑙 血のような碧玉
    スーレェの枝 枝 枝 枝 風に吹かれて
    セリジエがゆるぐ あれは彼岸のことと

    キミは?
    風はふき 光こもれる
    風は立ち消え 夜は来る
    その桃陰に 独り立つ キミは?
    キミの名は?

    ああ 待ち遠しいや と
    まだ来ぬ 夏の六十余日
    乙鳥さり 殻蝉 尾花にわすらるる
    彼が庵は 森にしずんで 閑適にあり
    されこうべ 一斗百篇の詩を そらんじぬ
    けなるし
    けなるし
    けなるし


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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