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寒靄

    紫草姫 うす衣
    けぶる 水墨の 湖にたち
    月影は まことに 届かず
    ただ 笠に 垂るるのみ
    竿さす 老舟の 波あと
    いちびきの 涙となりて
    さぐり
    想ひ
    出づらめや
    桃色の 宴のことも

     
    【鎌倉の天気】
     五白なみ 塵だつ 江戸の華や 咲かしむ


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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