メインコンテンツへスキップ

ブへム(ボヘミアン)

    ボン・グー  ボン・グー

    芸術家ぶった連中の 分陀利華
     いな なれの果てへの連絡路
    誰彼れ 風流か と訊かれて このマンホールに暮らす
    そんなこと 不知不識
    零落の砂をかぞえて 幾十年

    ならば よし 青鳧を借り
     くだれ! 隅田川 くだれ!
    芸のひとつも 見せたまえ
    月かほる 噂の桜餅屋まで discendere ―― discendere
    狂人であれば あるほど ここでは 上手くいく

    螽斯よ
    詩を吟じること 声の尽きるまで
    晩秋 さいごの露
    画界の緑麦となり
     さいごのガッシュが 黄葉つくすまで
     さいごの余白の 断末魔が聞こえるまで

    才能さん  ―― 誰かが 鳩合の声
    頭を固められた地上に出てみれば
    タデは紅く 浮草の白しむ
    秋よ 沈沈と 深しむ
    昨暁のキミよ ふたたび会うことも ない

     ― Carpe diem


     ▲ 雪男の記事一覧

     
     
     

    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

    あなたへのおすすめ