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さざんか

    癩の歌
    愛という言葉は おごそかなりき
    盲の乙女の心 静けきか
    大空に悲しく 秋のとび

    さざんかの花
    ひややけき瓶の水に生く

    さかしらの言 いわなくに
    うから やから 君がため われゆく

    ままならぬ糸を垂れたり
    三つのいのち 母のふみ
    死の影ふみて 命 想いぬ

    父母の愛に引かれて 武士
    本心を忘るる事 すまい
    母よまて
    今に あなたを歓喜せしむる


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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