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キヨウジーティ(好奇心)

    退紅色の苔さびた石塔が 秋霖に艾髪を濯ぐ
    馬櫛すべるも 透水は攀じれて 指骨すでに金石なり

    森森 神奈備に洞然を穿つのち 片割れの孤艘が碧水を漕ぐ
    故敵の白骨焼く煙は 往き もどり
     昼と 夜と 木漏れ日とが もどり 往く

    古山処々 こちごち 迷霧の紅葉鳥が えうえう 
    弓矢ふみわけ あちら あちら
     落葉を尋ねても 粛殺の白秋は応えず

    ささがにの 白雲 ちりゆき はれ
    つまごひの 紅葉 ながれちり きよむ
    わが澪の泡沫よ 枯死たる千山に満ちぬる秋湊を知り


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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