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今頃は

    出ることになった いよいよ
    至るところ 敬礼
    『母は叫び泣く』
    「たのむよ」
    心の中で お前に叫びたくなる
    敬子は今頃は
     片言の
     はやく大きくなれ

    それでは おやすみ

     
    ラバウルから ニューギニア
    目下 もっとも苦戦中
    物凄い敵潜水艦 爆撃終始
    生命は無きものと 覚悟
    今にして思えば もっと
    敬子は今頃は

     喜びもはた悲しみも何かせん
     この一瞬を幸とこそ知れ

    さらば


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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