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ルュチア(帰る)

    薦枕まく 風雲が清遊のごとき夜行
    旅ひとりの 旅ひとりを送らば
    別れの酸漿 暗愁の辻子は 垂尾に幽かなり

    隻脚の片袖 ほとほと
    あしひきの 箱根の山か 徴るる秋ぞ懐に入りて
    阿弥陀が虎皮も 千載の露に満つ

    晩節 浮く沫の皮算用
    大東 天神 鳳城 堺
    諸友の言相識士に申し入るらんや

    無為徒食 以 無所得故
    こん 酔痴狂咲の轍鮒
    寒郷 遁出しぬれ 風雪の橇犬 帰途を遺却しぬ


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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