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ショーンス(チャンス)

    いびつな石橋
     勝手気儘なライオンに 翠の柳が鬣
    風が吹いても 知らぬ顔の
    自由人の往来が 時にゆれながら 流れていく

    黄昏れ時の堤防 残光に見え隠れしているのは
     運をのがした糸と
     弁明のような緑青色した銅像  影は
      釣り人の恰好をしていたが

    わが耳に 寒煙迷離 ひとしお
     そろそろ 鐘が入相を撞く  しかし
    無感覚は 暗い川面を満たして 瀟々と うちつづくばかり

    とおく 一帯の山並み 黄葉ちり
     吹き流す雲の 何の遠慮もなしに 銀嶺 赤く染めて
     斜陽が さいごの当りを待っていた


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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