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『週刊 ゆきおずこ』 第号

第 号   2026/8/10 刊                  ▲ 雪男の蚘事䞀芧


― ビニペン  『戊死者を悌む』 より

 
 我々が土ず垰したずしおも 頭䞊に茝き
 あの倧空を 厳かに暪切っおゆく
 わが沈淪の倜に 星ず茝く
 その終わりの日たで

 最期の日たで 
 
 
 

■ 詩蚳   ― 『埓軍手垖 第二郚』  原䜜束氞韍暹



序

  枈南にお 日蚘的メモより

新生

歩廊の䞊を ころころず 柳の花が転がる
空に 倏の雲
枈南垂街 重い軍装の行軍

懐かしい隰県
雚のあず 秋のように柄んだ五月
敬語にずたどう
僕は いよいよ憂鬱

将校

芋習士官 䞀月
熟した䜿呜感に埌継者を

圢匏の 芋習士官拝呜
匷制ず志願の絶察線
僕の個人ずしおの䜍眮を動かす

"殺すたい" ずしお生きおきた  これからは
"殺そう" ず意思する
圚隊䞭は "数えたい" ずした  しかし
今は 死のうず すべおの時を数える
生還を期せず

知性が 積極的に戊争ず軍隊のために生きる
そしお 死凊を埗る

科孊的に転べ

むなしい郷愁
ただ 知性の修緎を
近代個人䞻矩の小垂民

遺曞

必ず死ぬ
キミには ボクは すでにない
理由なき離瞁状

犠牲ずいう消極的な語感
新しい䜿呜に邁進す
僕は今 ニュヌトンの海 を感じる

読曞

掛南 もったいないほどの時間を埗る
しかし 読めるほどの本は手に入らない
いきおい 掻字であれば か
図嚢にペヌカンはあっおも 本はなし

兵隊の 掻字ず時間は調和せず
背嚢はグラムでも軜く
それでも 汗でよごすたい

察話

気違いのように読んだ
遞択し
今床は しゃべりたい欲求
でも しゃべる盞手がいない
しゃべるべくしお 黙る
沈黙に しゃべった以䞊の創造
察象なき人生が 僕を囲む

定家 ... 六月䞉日

 なべお䞖の情けゆるさぬ春の雲たのみし道はぞだおはおおき

定家 たあなんず 僕の心を
郷愁 なべお を越えお僕個人の

身の倕暮れが あたりに早く
青春 そのたた 晩幎
キリストの次元にあるこずこそ "䜿呜"

䞀生の暗黒時代
叀い人道䞻矩のセンチメンタリズム
英雄らしく の停り
生きお垰らねばならぬ

゚ネルギヌ二分を戒める
䜜戊は䞻導的に
 兵は詭道なり
 機は密なるべし

掛南 䞀月
いたや しずかに 自分にもどる
そうだ 卑怯でいい

知智鳥

死にたる者は
死にたる者をしお 葬らしめよ

远憶や感傷ではなく
私たちの䞖代の 䌞びえなかった若芜
ゞェネレヌションの歎史䜿呜
我が忠節 最高の仕事

嘆き 思い出は いちばんきらいだ
しかし 仕事だけは継いでもらいたい

倖出

アむスクリヌム 十円
 ― 䞍協和な䞀日

本屋には 息を぀くこずもできないぐらい
本棚の前で めたい

内地の䟿り 幟倚
返事の苊痛
ハガキを前にしお 泣きたい

王䟯より乞食ぞ
乞食より王䟯ぞ
困苊 欠乏 死の蚓緎
王䟯さえ 安らかに楜したせない

技術

将校団 唯䞀の瀟䌚
わずかに文化的 人間的

人間の䜿呜 軍人の任務
粟神ず粟神の接觊 かすか

兞範什以倖の本を
ドスト゚フスキヌのシベリアの あの気持ち
倖出のたびに 持おるだけの本を

自己は䞀぀ 忠節も䞀぀
䞀幎半の自己攟棄
䜕か わりきれない

停りなき真実の自己であるために
忠節ずは 瀟䌚の欲求ず方針に埓うもの

気力

䜓力以䞊の行動
気力の実力 じみじみ

知性に発する気力の力を信じる
郜の空論ず暎力や いかに
戊争は 知性の気力の実蚌

ドむツ孊生

『ドむツ戊歿孊生の手玙』
戊時の打算 䞍可胜なこず
"倧事なのは犠牲的粟神" だなんお
きわめお ロマンチック
私たちの出埁は ペオロッパのような流行ではない

"恐れるは ただ この内心の寂しさ"

"今はすっかり快適"

知性が生んだ 匷烈無残な意思の力

戊争に 生掻なし
あるのは 䞍可胜に察する意思の闘争
敵に勝぀前に 戊争に勝たねばならぬ
個々は その䞭の技術に過ぎない
技術 優秀たれ

教習隊

掛南は 猛暑
やっず息をしおいるだけ

囜家ぞの責務は ごく単玔
若い冒険心の挔習

タバコはノァヌゞニア
ただ寂しいのは 話し盞手がいないこず
最䜎の人生 人間ず知性の実隓
僕は あたりに アリストクラヌトでありすぎた
ひけめに䌌た䜕かに責められ぀぀

䞖代

青幎将校 匟幎茩
 䞖界芳 人生芳は理解されず
芋習士官 将校
 理解䞍可胜な溝
幌皚な将校教育
 倧震灜を蚘憶せず マクシズムは歎史の䞭に
煩悶を経ずしお 䞀皮奇型の䞖代

遭遇戊

汗 肩は痛み 足はガクガク・・・
倪陜 雲なし倧空 灌けた埃の道
䞀昌倜六キロ 倒れた戊友の顔を思いながら 歩く

地図にない路 たちがったのか
ああだめだ
よし尖兵だ 駆け足・・・

䞭隊長殿 䞘が芋えたす
䞭隊長殿 県鏡をわたす
それが 䞭隊長ずの別れだった

尖兵は バラバラに
息が 胞が
䜕くそ 䜕くそ 愉快がこみ䞊げる

あずから誰かが叫ぶ
䞀人でもいい 俺に぀いお来い

䞘の頂
倧空に LG連続転射
入道雲が茝いおいた

倜間挔習

暍病の遭遇戊
無圱山が蚘念の合い蚀葉
倜行軍を 矎しい月が芋守っおいた

颚ず雚をさける倩幕
濡れたマッチを擊り
 冷たい䜓を抱き合っお吞う 䞀本のタバコ
センチのずころに 泥たみれの戊友の顔

日曜日

ポタアゞュ 青豆の味 スプンで ドロリず
酢挬けの玅倧根
雷魚のフラむ マペネヌズ味 軜い川魚の觊感
ビヌフず タンず
゜ヌセヌゞ぀きの野菜サラダ チキンの蒞し焌
ハム入りのオムレツ ・・・

サラダが目にしみる
半熟卵䞉぀
クリヌムコオヒむ
ビワずナシず グラニュヌ糖をたぶしたロシアンケヌキ

本䞀山ず 区隊長 閑談䞀刻
満倩の星空
はげしい倜間銃剣術
たあるくなっお ポヌタブル
聞きながら 流星の数を拟う
ノェヌガの君臚
虫の音を 露ずいっしょに螏む

これが いちばんいい 僕たちの日曜日

远曞

シナ および シナ人 真盞はわからない
圌らは ある䞀様なポヌズをずる 

第䞉郚こそ ボクのほんずうの埓軍蚘
二぀の倧きな䜜戊
少尉任官 初幎兵教官
䟋の鍵を完党にはずした
粟神 䞀觊即発の危うい緊匵

初幎兵 党力党霊
はじめお ここに 情熱の人生を発芋した
 

完
  
 

※『きけわだ぀みのこえ』 ― 束氞韍暹さん より詩蚳
   

 

 
 
 

雪男

 
 
詩やSFをものしおゐたす。叀兞、珟文、英仏珟代アメリカ問はず。奜きな䜜家は、.ブコりスキヌ、幞田文、ル・クレゞヲ、玫匏郚より枅少玍蚀掟 ― 長いものも、がちがちに

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