フレーラ(花)
地に亀趺あり 天幕に北極星
I alone am honored
拾われた骨に授かりし ココロが一つ 刹那を摺りつぶす
肉をはなれて渡れば 明日は ニルヴァーナ
吾のみ 一世一代のかぎり
神すきに こぼれ落ちたる奇物 ― 嘯風弄月
空しゆく あの山吹色の春さえも
アジャラ船などと 戯言
馬がハナムケせんとや 嘲み笑い わらう
けふら かよう 平平坦々 折々のこと
咲かぬも花をも 惜しむる人のあるなどと
そもやそも 誰が 案ずるというか
風狂は 風狂としてつぼむが 咲くは誰の目のものとも 知らず
さはれ 無始の昔歳
閑雲野鶴 蒼生に花ヨ にほはす為ゾ と
剣をもって舞った柄前が 菖蒲
五百年のさみだれ えも言わず
舞は 舞として まわり奉るが 誰が言葉と聞くものか 知れず