戦死したフランス兵の手帖
ドイツに対する悪意はなく
ただ 自らの正しさと 勝利への確信と
そして 家族との再会を望んで だが しかし・・
ほとんど 埋められず
弾が ひゅうひゅう と 死の歌を歌っている
鉄条網に 人間の裂片が ぶら下がっています
塹壕の前 指環をはめた手が一本
しまいに 骨 ― 鼠には とても口に合うらしい
身の毛が よだちます ここでは
運命と 死に対する無情酷薄
分別を失うか 腕を上げて下るか
フランスの斥候を射殺
「 戦友 どうか 」
「 どうか 神様 」
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