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フランス兵

    戦死したフランス兵の手帖
    ドイツに対する悪意はなく
    ただ 自らの正しさと 勝利への確信と
    そして 家族との再会を望んで だが しかし・・

    ほとんど 埋められず
    弾が ひゅうひゅう と 死の歌を歌っている
    鉄条網に 人間の裂片が ぶら下がっています
    塹壕の前 指環をはめた手が一本
    しまいに 骨 ― 鼠には とても口に合うらしい
    身の毛が よだちます ここでは

    運命と 死に対する無情酷薄
    分別を失うか 腕を上げて下るか

    フランスの斥候を射殺

     「 戦友 どうか 」

       「 どうか 神様 」


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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