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『週刊 ゆきおとこ』 第57号

第 57号   2026/2/2 刊               ▲ 雪男の記事一覧


― ホイットマン  『僕自身を讃える』 より


 僕は 僕自身を讃えて歌う
 君も 身に着けるがいい
 僕に属する原子は 君にも属す
 
 

■ 連続小説 ― アメリゴ・ハウンドドッグ

      ~ ロサンゼルス (1)

 
  わたしの棺を乗せた 素敵な荷馬車
  そっと やさしく
  家まで連れて帰ってくれ

  もうじき 帰って来るよ と 伝えてくれ
  やさしく揺られて
  ああ もうすぐ わたしの家だ

****

飾りのついた四輪馬車
その昔の面影を ガラスの内にうつしながら
 隊列にしたがいながら
 音もなく
 風船のように
 中空に浮いた群衆の中を 過ぎていく

俺に関わった人達の ぜんぶ
土埃のなかで見守る
 あの顔や この顔や
 この日を悲しんでくれる者や
 喜びに手で頬を覆い隠す者や

 ロバだとか
 吟遊詩人だとか が ゾロゾロと隊列についてくる

 
 

雪男

 
 
詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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