ねんね、きょひします!
泣いている。
長女ちゃんが、声を張り上げて泣いている。
理由は明確。寝たくないからである。
今日、長女ちゃんは有料の遊び場に行った。
トランポリン、お砂場、おままごと、乗り物。
大型遊具におもちゃ。
なんでも揃った、郊外の屋内遊び場だ。
前に行ったときは、次女ちゃんやお友達を気にして、思う存分遊びきれなかった。
今日は、リベンジ。
パパを引き連れ、意気揚々と午前中から出かけた長女ちゃん。
どっぷりと日が暮れてからのご帰還。
ママににこにこで戦果を報告し、
シャワーで洗ってもらい、
湯気の中でとろん。
おねだりして買ってもらったお弁当を、
もぐもぐ……
もぐ...
とろん……
疲れで限界と見たママは、そっとスプーンを取り上げ、食事を口に運んであげた。
このところは自分で食べられるようになった長女ちゃん。
反対にどんどん手がかかるようになった妹。
いつもはしてもらえない甘やかしに、歓喜。
ひと匙ずつ
笑顔でアーンと食べ進め、
全て平らげた。
歯磨きも終えて、トイレも終えて、
さぁ、寝るぞ。
――のところで、大泣き。
寝たくないと大騒ぎ。
ママは長女ちゃんを寝室で抱っこして、
ゆっくりとなだめる。
「楽しかったんだね」
「だから、今日が終わるのが嫌なんだね」
「大丈夫。気持ちがぐしゃぐしゃしただけよ」
「泣いていいよ」
「楽しかったんだねぇ」
そう言ってなだめているうちに、少しずつ落ち着いてきた。
最後は手を繋いで、夢の世界へ導いた。
……やだー!
もー!
可愛いー!
ママは身悶えし、寝顔に投げキッスをすると、
そっと寝室を出たのだった。
後書き。
はい。
聖母のごときママは、山田でございます。
お出かけ後、疲れから長くぐずぐずされることありますよね。
散々遊んであげたのに。
こっちも疲れてんのに。
いいから寝ろッとイラッとしますが、
お出かけをパパに押し付ければ、
なんと!
余裕ある優しいママが演出できます!
山田はおうちを片付け、
次女ちゃんといないないばぁっ!のピカピカブーをエンドレスで踊り狂ってました。
パパ、お疲れ様でした。ありがとうー!
