
遠慮とは。
ある日、長女ちゃんとお出かけしていた夫。
お昼はフードコートのラーメンにしたという。
醤油ラーメンと、お子様ラーメン。
👓「長女ちゃんに、ほしい具ある?って聞いたんだよ。そしたらね、遠慮がちに......」
ほぅ。
ラーメン、いいなぁ。
山田はレモンサワーに心地よく酔いながら、夫の続きを待った。
我らがプリンセスは、遠慮がちに、何を求めたと?
「『のりと、おにくと、たまごと、めんま』」
遠慮?
麺以外の全部じゃねぇか。
しかも奴は、自分専用のお子様ラーメンを買ってもらっている。
「あげたん?」
👓「あげた」
……。
👓「あとは、長女ちゃん、スープを飲んでね。言ったんだ。
『これは、スープを飲んだんじゃなくて。』」
ほぅ?
なんだね、プリンセス。
言い分を聞こうじゃないか。
👓「『コーンを、たべたの。』だって」
……ああ。
なるほど。
ラーメンのスープを飲むと、
ママが塩分塩分とやかましく騒ぐからな。
だから、コーンを食べたと言い訳。
しっかりスープも堪能してやがる。
可愛い。
姑息だ。
まじ可愛い。
しかも、ちゃんとママの言うことは覚えている。
スープを、飲もうとしたんじゃない。
コーンを食べただけだと。
策士め。
自分専用のお子様ラーメンがあるというのに、
父の醤油ラーメンから、
のり。
おにく。
たまご。
めんま。
を追加徴収し、
自分のお子様ラーメンからは、
コーン、スープ、麺を堪能。
楽しんだようで何よりだ。
3歳にして、中々やりおるわ。
それにしても。
山田も、ラーメンが食べたかったなぁ。
※寝不足の次女ちゃんとお留守番だった。