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春夏秋冬短歌集 仄かに宿る

    季節に宿った想いを、十首とともに。
    2025年から2026年前半に詠んだ短歌と、
    京都の風景を描いた挿絵を収録。

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    幾年(いくとせ)も
    春を忘れじ
    梅の花
    君を恋い恋う
    灰になるまで

    希(ねが)わくは
    魂(こころ)と體(からだ)
    諸人(もろびと)の
    飢える事なき
    安らかな世を

    木蓮の
    栄えや栄え
    鈴生(すずな)りに
    無垢なる白が
    朽ち果てるまで

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    花菖蒲
    雨に濡れども
    凛と咲け
    君の心が
    晴れる日願い

    幽世(かくりよ)の
    愛おし君へ
    咲き誇れ
    盂蘭盆に舞う
    空蝉桜(うつせみさくら)

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    生き地獄
    人には言えぬ
    心根(こころね)に
    鈴虫の音(ね)が
    ただ染み渡る

    秋空の
    心のままに
    あるがまま
    千の縁(えにし)は
    唯(ゆい)の灯火

    高き空
    哀しいほどに
    蒼く澄み
    君が旅立つ
    秋に虚ろう

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    冬紅葉
    雨に打たれど
    ひたむきに
    耐え忍ぶかな
    人の世もまた

    もう一度
    誰かを好きに
    なれたなら
    凍てつく冬も
    あたたかろうか


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    京都を舞台に、小説や詩・イラストを制作しています⛩️ ▪️代表作 小説「おののもん」連載中✍️ (マガジンで第1話から読めます) 創作のこと、 京都の風景や文化、暮らしを綴っています。 京都と物語が好きな方へ。 作品がいつか子供や地域の貧困支援に繋がることを目標に活動しています。

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