
そっけないあの人は、もしかしたら私かもしれない。
「あの人、なんだか今日そっけないな」
「もしかして、私、嫌われてるのかな……?」
これまでの私は、他人のちょっとした態度に一喜一憂してしまうことがよくありました。挨拶のトーンが低かったり、どこか距離を感じたりするたびに、心のどこかで勝手に壁を感じて不安になっていたのです。
でもある日、ふと疑問が湧いてきました。
「……待って。そういう私自身の態度は、一体どうなんだろう?」と。
振り返ってみると、思い当たる節がいくつもありました。
仕事が終わると、一応「お疲れ様です」と挨拶は口にするものの、その直後にはぷいとそっぽを向いて、逃げるように帰路についていたのです。
決して悪気があるわけではありません。
私はただ、仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプなだけ。だからこそ、業務時間が終わった瞬間に、無意識のうちに「そっけないモード」に切り替わっていたのだと思います。
でも、相手の立場から見れば、それは立派な「壁」に見えていたのかもしれません。
他人の態度を気にする前に、まずは自分がどんな風に周囲と接しているか。
「嫌われているのかな」という不安の正体は、実は自分が無意識に作っていた心の壁が、相手に反射していただけなのかもしれないな。
そんなことを思った、今日の仕事終わりの帰り道でした。