
こねくり下手のこねくり上手
どんなときだっていいことは転がっている。
どう見るか。
そこが大事だったりするらしい。
それはそうだ。
分かってるよ、そんなことと思う。
私は物事をうまくこねくり回して見られるタイプではない。
ああでもない、こうでもないって。
こねてるうちに原型はなくなり悪いところばかりが目につく。
そして考え込んでしまう。
でも、サイコーに人生を楽しみたいと思っている。
本当に
だから、開き直った。
上手にできない私は、上手にやらないことにした。
無理に肯定はしない。
無理矢理な肯定なんて、「言うのはさ、簡単じゃん」って思うから。
その分、否定もしない。
傷は痛いから
まあいっか
そう思うようにした。
実際に口にも出した。
それ以上考えないように
空を見上げて
遠くの海を見て
帰り道で
トイレで
お風呂で
ベッドの中で
まあいっか
だれでも言える言葉
今日が金曜日だと思っていた。
木曜日だった。
まあいっか
ダイエットを始めた。
箱アイスと小分けのお菓子が、レジを抜けた。
まあいっか
嫌なことで頭がいっぱいで、眠れない
まあいっか
すぐにうまくいかないときだってある。
ときどき
一回でダメなら何回でも言う。
まあいっか
まあいっか
まあいっか、まあいっか・・・
上手にできない私を上手に励ませないから
そばで言い続ける。
「大丈夫」でも
「頑張れ」でも
「負けないで」でもない
ただ
「まあいっか」って
そうやってきた。
何でもいい方向に変化できる人はすごい。
こねくり名人なんだと思う。
私はこねくり初級だ。
でも私には「まあいっか」がついている。
まあいっかには、びっくりする。
こねくり下手の私でも
上手にこねくることができる時があるから
そのとき、転がっているいいことに気づく
「なるほど、これが例の」とまじまじ眺める。
うれしくてずっと
きっと周りには、いいことがいっぱい転がっているんだ。
ほとんどは、やっぱり見つけることはできないけれど
私は知っている。
もしかして
私はいいことに囲まれている?
それって
サイコーかも