
89歳が教えてくれた、学び続ける人生のつくり方
『やりたいことの見つけかた―89歳、気ままに独学』
好奇心の本。
作者の若宮正子さんは80歳を過ぎてからプログラミングを学び始めて、
ゲームアプリ『hinadan』をつくって注目された方だ。これはひな壇にひな人形を正しく並べるアプリ。それだけでもアイデアがひかる。
一見才能があった人、運がよかった人とも思えるが、運を呼び込んだ人に近い。何歳でも貪欲にいろいろなことにチャレンジしつづけ、たまたま『hinadan』でホームランが出たにすぎない。
生き生きと年齢を重ね、周囲の人に感謝を忘れない素敵な人だ。
本書は学びを何かのためではなくそれ自体をエンジョイするにはどんなことが必要かや、AIとのつきあい方について教えてくれる。
ときどき間違えるAIは発達途中の中学生だと考える視点が独特。
変化する世の中をネガティブにとらえるのではなく、ポジティブに向かい入れようという姿勢と柔軟性。学ぶものが多い一冊。